2009年4月3日金曜日
AZTEC CAMERA!!!
さっきまでミュージック・マガジン用の原稿を書いてました。
マガジンへの寄稿は久々で、今回のものは過去のマガジンでの年間ベストをあらためてまとめて今の時点での評価を、いろいろな書き手にレビューしてもらったものを掲載するという企画みたいです。
そこで、ぼくが担当したものは80年代以降のアルバムの中からひとつはザ・クラッシュの『SANDINISTA!』で、もうひとつがAZTEC CAMERAの83年のデビュー・アルバム『HIGH LAND,HARD RAIN』でした。もちろん、クラッシュのその作品にも大きな思い出や気持ちがあります。でも、原稿を書きながらCDを聴いていて、このAZTEC CAMERAの作品に思わず聴きほれてしまったんです。
このアルバムを初めて聴いた頃のことが、まさに走馬灯のようにザーッと頭や胸に去来して、なんとも切ない気分になりました。ロディ・フレイムも今年で確か45くらいです。ぼくより一回りは年下なんですが、83年ですから、あの頃の彼は19かそこら。ぼくも32でした。「ロンナイ」を始めてまだ間もない頃でしたし、ラジオではAMのラジオ関東(後にラジオ日本)でイギリスのチャートを扱う日本で初めての番組「全英トップ20」をやっていた頃です。そういえば、一昨日、その番組を一緒にやっていた今泉さん(スヌーピーと言った方がシックリしますが)と、これまた久々に彼女のFM横浜の番組にゲストで出ました。OAは確か(いつもあやふやでスイマセン)今週の金曜日(今夜?)、だったような。
とにかく、このアルバムには特別な思いがあります。パンクからネオアコへ、なんていう単純なものではなく、パンクの熱気にまだうなされていて、それでもそこから新たな地平を目指そうという優れたミュージシャンやバンドたちに囲まれていた時代。そんなところにポツンと現れたAZTEC CAMERAそして、そのリーダー(というより実質的には彼のソロ・プロジェクト)だったロディ・フレイム。彼と会ってパンクやそのほかいろいろな音楽の話をしたことなど、思い出は今も泉のように湧き出て来ます。
そしたら、YOU TUBEにちょいとゴキゲンな映像がありましたので、みなさんにも見て欲しくてここに載せました。曲はアルバムの中でも「Pillar To Post」と並ぶぼくのフェバリット「Walk Out To Winter 」。歌詞が特にイイんですよね。「〜きみの部屋の壁に貼ってあるジョー・ストラマーのポスターがはがれ落ちる 何となく貼ったんだけど、考えてみるとぼくらが彼らから得たものってずいぶんたくさんのこと 甘くて苦くて〜」なんていうクダリはもう、その頃のぼくの気持ちそのまま。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
としちゃん、30年以上ぶりだね。
4月7日が誕生日だけど7日が誕生日の娘(まだ26才デザイナー)と一緒の誕生会で居酒屋へ行き、酔っ払った勢いで書いてしまった。
石沢にも言えることだけど、昔の情熱というか若さがいまだ衰えずにいるのに、安心感をおぼえたよ。
今年の新年会に昔の仲間から声がかかり、出席してみたけど、姿形は変わってもあのままのやつらがまだそこにいた。
エッセン, 容態を聞いて、
まだまだ
愕然とした。
元気でいろよ。
よっぱらいより
queiiti さん
ムムム・・・、ワタシの本名を知っているとは?!てか、そういう人はたくさんいますよね。
こんなこと言うのは大学ん時の部活の同期の人ですね。エッセン、どうかしたの?退社報告以来、音沙汰がないけど。
あなたもお元気で!
コメントを投稿