2010年7月18日日曜日

またまた、言い訳ですが・・・てか、今度こそ!!


U-ichiと



新潟にWrenchと行った時の記念写真。今でも仲のいいともだちですよ。



LONDON NITE DISC GUIDE出版記念でのひとコマ。六本木ヒルズのTSUTAYAでDJとかしました。



 すでに2ヶ月くらい前に、ここで、現在新しいHPの仕組みを考えてます、という報告をさせてもらいました。

 で、それから、まぁ、時間だけは経過したんですが、やはり、思うようにいかないとはいえ、あまりにも遅々として
前進しない、という状況が長過ぎて、自分自身、忸怩(ジクジ)たる思いです。ですから、期待されて待っている皆さん
からしたら、「どーしたのよ???」って憤懣やるかたなし、であっても不思議ではないでしょうね。


 このブログにしても、今こうして使っているものを一旦やめて、より操作の簡単なものにする、ということで、自分も
ここまで待って来たんです。でも、その新しいのが、なかなか出来ないまま、こうして時間ばかりが過ぎてしまったんで
すよね。
 でも、このHPを作ってくれている友人たちから、いよいよ、その時が来たという(何度目ですかね?こういう話は)こと
を言われ、ここで一応、また再度キチンとお別れをしておこうと思い、こうしてPCの前でキーボードをたたいています。


 簡便さを第一に考えてのことなので、これからは、よりスピーディーに更新とかも可能かと思っている自分です。(完全
には信じきれていない自分もいたりして・・・)

 ともかく、もうじき、ブログもリニューアルされますので、宜しくお願いします。今まで、ここに来ていただいた皆さん
に大いなる感謝とお詫びをこめて。

 大貫憲章/KENSHO ONUKI

まtまmた

まtまmた

2010年6月21日月曜日

サイトのリニューアルに関してお知らせ








 すでに、ご覧の方は気付いていることと思いますが、このたび、ウチのつまり、KENROCKS WEBがリニューアルスタートすることになりました。

 そこで、いろいろな変化が当然あるんですが、それはこのサイトを今まで以上に有効に、使いやすく、楽しめるものにするためのものなんです。最初は自分自身も戸惑っていますが、じきに慣れてちゃんと出来るようになると思いますので、よろしくです。


 一番の狙いは、このサイトで音楽好きが互いに繋がり自由な音楽のたまり場のように交流して、発信したり出来れば面白いんじゃないか、ということなんです。LONDON NITEやGROOVY ROCK CARAVANはクラブという場でナマで音楽を通じてみんなと交流してきましたし、CROSSROADSは、ラジオの公開放送のように、お客さんを前にして映像を見たり、音楽を聴いたりして、ぼく自身が体験を交えながらその解説やするというものですが、これからは、このサイトでそういうことのレポートはもちろん、その場に来ることが出来ない、出来なかったみなさんにも、追体験ではありますが、共有してもらおうという思いもあるんです。


 まだ、始めたばかりで正直自分でもどういうことになるのか、何が可能なのか、あんまりよくわかってません。でも、変化に対応して、もっともっとみなさんとのロックの旅へのサポートがうまくいくようになれば、景色もさらに素晴らしいものになると思うので、自分でも期待しています。つまり、ロック興しの原動力として、いつも活気に満ちてハッピーなバイブレーションが溢れた受け皿&打ち上げ拠点として活用してもらえたら、サイコーです。

 引き続き、ご支援よろしくお願いします。

2010年5月24日月曜日

本当にここに来るのは久しぶり。すんません!






 言い訳いろいろあーだこーだ言ってもしょうがないので、とにかく、このブログにまた戻ってもれたことを報告して、頑張りたいと思います。

 こういうなまけものですが、今後ともお付き合いよろしくです。


 いきなりですが、挨拶代わり、というわけでもないですが、24日に渋谷のTRUMP ROOMというところで行われたイベント『HAZE」にDJ出させてもらった時、つまり、今からすれば一昨日?の夜のことですね。


 イベントはそこのお店のスタッフの男の子が開催したもので、自分でイベントを主催するのは今回が初めてだったようで、随分緊張してました。しかも、自身もバンドをやっていてそこに出演するという企画。緊張しない方がおかしいかもですね。彼のバンドはDEAD FLOWERSという名前でしたが、ぼくはほかにも仕事があり、そのライブを見ることは出来ませんでした。残念!ほかに日本に住んでいる外国人(白人)のバンドGIMME UMとか、元Scape Goatのボーカル/ギター、LyokiくんのバンドTRIOLとかいろいろ出たみたいです。ロックなパーティーでした、かなり。

 そこで、ぼくは早い時間帯に45分DJしたんですが、その時のセットリストをここに紹介します。いつもの「ロンナイ」仕様に多少70年代ロックの味付けをコユクしてみました。最近は、これまでより「ロンナイ」以外では、仮にロンナイ的なモノを求められた場合でも、今までのパターンの繰り返しというのはやらないように心がけています。特に深い意味はないんですが、気持ちの変化を期待しているのかもしれませんね。

 オシャレな女の子とかもたくさんいて、多分、バンドの関係とかスタッフの友人とかみたいでしたが、その箱自体が、普段は古着屋でもあり、そのお客さんたちも多くいたようです。外国人のモデルとか、同じ古着屋仲間とかもいて、たくさんの人を紹介されました。(ほとんど、今や記憶にないですが)


 早い時間帯はまだお客さんが少なくてちょいと苦労しましたが、でも、まぁ、いつの間にかフロアみんなダンシング状態だったんで、きっとエンジョイしてくれたものと勝手に思っています。

 以下の曲が45分の中でプレイされました。

Kensho's Setlist 5/24 /10「HAZE」 @ TRUMP ROOM
M-1 Starman / David Bowie
M-2 Jeepster / T・REX
M-3 Sweet Hitch-Hiker / CCR
M-4 Respectable / The Rolling Stones
M-5 She Loves You / The Beatles
M-6 Twist & Shout / The Buckbeat Band
M-7 Rocks / Primal Scream
M-8 By the Way / Red Hot Chili Peppers
M-9 Smells Like Teen Sprits / Nirvana
M-10 終わらない歌 / The Blue Hearts
M-11 My First Kiss / Hi-STANDARD
M-12 I Fought The Law / The Clash
M-13 Break A Way / Tracey Ullman

2010年3月23日火曜日

3/21 ( Sun) GRC満員御礼


こんな曲もかかります。故Dale Hawkinsは永遠に心に生き続けるんです。


KUBOくんはロカビリーのみならず、いろいろな音楽に精通しています。今回もマノネグラとかゴキゲンなカバー含め楽しませてくれました。


現在のKUBOくんの近作です。『Fiesta De Los Diablos』VIVIDから発売中!


 今回は翌日は祝日ということで、オールナイトの開催になり、また、友人のミュージシャンKUBOくんのUnplugedなライブ演奏もあり、多数のお客さんに足を運んでいただいてもらい、感謝しています。

 このGRCも早いもので、スタートしてもう16年になります。光陰矢の如し、とはこのことですね。あるいは、「Time Waits For No One」かな。とにかく、メンバーはいろいろ入れ替わりなどありましたが、ここまでこうしてやって来れたのも、ひとえにみなさんの応援があればこそ、です。と同時に、店のTHE ROOMサイドの協力も多大なものがあり、オーナーで著名なジャズDJの沖野修也くんはじめスタッフの諸君にも感謝しています。

 今では、イベントは多数ありますが、その反面で、クラブやそれに類するお店がなくなったり、事情はかなり厳しく、複雑です。それだけに、ここまでこれたことにおおいに感謝するとともに、大きな自負ももっています。キチンとした目的を掲げてキチンとしたDJで行えば、結果は付いて来るんですね。


 ロンナイだけではなく、この小さなイベントにも根強い支持者、ファンのみなさんがいてくれること、おおいに励みになっています。今後ともひとつ、よろしくお願いします。

 次回は5月ですが、翌日は普通に月曜ですので、早い時間帯の開催になります。EVENING TIMEを軽く1杯やりながら、いろんな音楽と過ごすのも素敵なことかと、思います。午後6時オープン/スタートでだいたい11時ころまでやります。終電には十分間に合うかと。これについては、また近くなったら改めてお知らせいたします。

 とにかく、今回はありがとうございました。

2010年3月14日日曜日

HANOI ROCKSからMICHAEL MONROEへ、いざ出陣!





 元ハノイ・ロックスのボーカルでサックス・プレイヤーで、事実上のリーダーであったマイケル・モンローが、いよいよ、自身のバンドを率いて新たな活動に突入した。いや〜、この日が来るのを首を長くして待っていたファンは当然ぼくだけではないだろう。

 まぁ、ハノイは好きなバンドだったし、彼らにおおいにパワーや勇気をもらったことは言うまでもない。しかしだ、ここのところの「復活劇」には、正直、今イチ、気乗りがしない、そんな自分が心のどこかにいたのも事実。出来上がった新作にもカッコいい曲はあった。でも、やっぱり、80年代のあの黄金時代の輝かしい記憶を葬り去るまでにはいかなかった。

 それでも、やはり「片腕」というか「分身」というか、相方のギタリスト、アンディ・マッコイとのコラボでのステージングは心躍るものがあったし、二人が再び手を取り合い活動を始めたことは、その瞬間は素直に嬉しかった。

 それが、なぜかいい知れぬ居心地の悪さ、生理的とも言える違和感となり、噴出するのにそれほどの時間はかからなかった。ぼくは、やっぱり過去の幻影を追っていたのかもしれない、と気づいたのだ。20年以上もの時を隔てて復活したのは、とても素敵なことだったが、やはり、昔と同じであるはずはない。時間はある意味、とても残酷だ。そういう例を数えきれないほど見聞きしていたというのに。自分に改めて腹が立った。

 だから、彼らが昨年で長かったストーリーに終止符を打ったことは、当然だと思ったし、そこから先に何か本当にぼくの期待するようなことがあるんじゃないかとも思っていた。それが、今年に入り、かなり急ピッチで具体化して、遂にこの日がやってきたのだ。レコード会社の担当のTさんからその件でのメールをもらった時には、久々に「明るいニュース」だと快哉をあげた。彼自身のコントロールによる彼自身のバンド、その名もズバリ、そのままでMICHAEL MONROEである。

 彼のソロ・キャリアも相当なものだが、ぼく個人としては、復活したハノイよりもソロ活動の方が断然好きなロックをやってくれていたこともあり、その点ではハノイ復活も、嬉しい反面、マイケルらしいロックンロールをハノイという枠の中でやっていけるのか、何となく不安ではあった。実際、その不安ははからずも、すぐに的中することになるのだ。

 今回は、ソロではないが、バンド名に自身の名前を冠していることから察するに、キチンと彼らしい音楽をやってくれるはずと確信している。メンバーも、ハノイから残ったベースのサムもそうだし、ほかの連中も、例えばジンジャーのような大物?でさえ、マイケルの意思に基づいての音楽作りをするだろうし、そのほかの二人も付き合いの長いベテランだ。その点からも、マイケルの思うことはすぐに理解するだろうし、そうでなければ参加しなかっただろう。

 と、ここまで書いておいて、考えてみたらまだその曲をちゃんと聴いていないことを白状しなければならない。でも、多分大丈夫。コレはマイケルのソロ・プロジェクトなんだから。と、自分に言い聞かせている(苦笑)。


 すでにこの11日からいよいよ待望の初USツアーがスタートした。後半にはおなじみSXSWでのステージも予定されている。初日にはなんとあのMOTORHEADと共演するという。オースチンまで行きたい気分だ。ということで、1ヶ月ほど前に来たものだけど、レコード会社からのインフォを以下に添付しておく。ぼくらがもらう資料はこういう形のものが通常なんですよね。

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2009年惜しまれながら解散することとなったハノイ・ロックスのマイケル・モンローの新バンドの詳細が1月25日ハリウッドで行われた記者会見で発表となった。バンドはハノイ・ロックス、デモリション23.でマイケルと活動を共にしていたサミ・ヤッファがベース、ザ・ワイルドハーツで世界中にその名をはせるロックンロール・アイコン、ジンジャーとマーフィーズ・ロウやダンジグ、Dジェネレーション等でプレイしていたトッド・ユースの2人がギタリスト、そしてデモリション23.でプレイしていたジミー・クラークがドラムをつとめる。なお、バンド名は「MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)」を名乗る。

マイケル・モンロー/Michael Monroe (vo)
サミ・ヤッファ/Sami Yaffa (b)
ジンジャー/Ginger (g)
トッド・ユース/Todd Youth (g)
ジミー・クラーク/Jimmy Clark (ds) 

バンドは米西海岸で数回のショウを行いサウスバイサウスウェストでのショウケースも行うことになっている。その後フィンランド、スウェーデン、イギリスでのショウも決定、その後米東海岸でもショウを行う予定である。同時に秋のリリースに向けてレコーディングにも入ることになる。

あわせてマイケル・モンローは「マイケル・モンロー・モバイル・バックステージ/MICHAEL MONROE MOBILE BACKSTAGE」アプリのフリー配布もスタートさせた。このアプリで世界中のファンはどこにいても自分の携帯電話を通じてリアルタイムでロードやバックステージでマイケル・モンローに何が起こっているかを体験することができる。ビデオや写真やメッセージを双方向で観たりシェアできるのに加えて、コメントを寄せたりレート付けしたり他のファンと交流できたりもする。このアプリは「iTunes App Store」もしくはwww.michaelmonroe.comより入手可能となっている (*日本においてはiPhoneでの動作は確認済)。

「新しいバンドにとても興奮しているよ!嬉しいことに俺の友人でブラッドブラザー、サミ・ヤッファと一緒にまたプレイできるだけじゃなく、デモリション23.のジミー・クラークがドラマーなんだ。そして何よりもザ・ワイルドハーツのジンジャーと才能あるプレイヤー、トッド・ユースがギターをプレイするんだ。これ以上のメンツは期待できないよね!彼らが素晴らしいミュージシャンであるだけじゃなくて、俺達は一緒に曲を書いたりアレンジをしたりしていて、このことによるケミストリーは魔法のようだよ。本当にすごいバンドができあがった。だから2010年俺達と激しくロックするのに備えていてくれよ!」
(マイケル・モンロー)

「デモリション23.が終わった後、マイケルとはまだやり残したことがあるという思いにずっととらわれていたんだ。だから遂にその時が来た!新しいバンドの構想は2年位前からあって、数ヶ月前にマイケルとニューヨークでいろいろと話をする機会があってその時に正式に決まったんだ。"三度目の幸運"!ファンタスティックな新しい音楽と素晴らしいエナジー。ステージに立つのが待ちきれないよ!VIVA LA 2010! VIVA LA ロックンロール!」(サム・ヤッファ)
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 サミーのいうように、まさに「VIVA LA ROCK'N'ROLL」だ。Hey Ho Let's Go!

これが一番新しい映像みたいです。曲は彼の初期のソロ『NOT FAKIN' IT』から。

2010年3月9日火曜日

今日も東京は雪です。そんなら火で対抗デス

 雪もイイんだけど、出歩くのが嫌になりますね。

 近くのコンビニに行くのさえ億劫になる感じ。ましてや、チャリでなんか無理=====!!!!!


 で、この寒さもキツいっす。腰がやっとよくなったっつーのに、これじゃ、またいつぶり返すかわからんですわ。そこで、これに対抗するためには?と考え、ついに発見しました。コレでしょ?やっぱ。雪には火です。火炎で対抗ですよ。


 しかし、こんなこと、フツーは出来ないし、やろうとも思いませんね。良い子のみなさんは絶対マネしないで下さいね。

 この人まだ確か現役ですけど、こういうバカなことやってたからご長寿なんすかねぇ?あ、失礼しました、まだ名前言ってませんでした。アーサー・ブラウン様です。曲はズバリ「Fire」。ジミヘンのとは同名異曲です、当然。では、ご覧下さい!


 

2010年3月6日土曜日

3/5(Fri)昭和洋楽パラダイス@SONORA#5ラスト


暗くてすんません。ワタシです。



これで最後です。見ていただいてありがとうございました。SPIRIT OF THE WESTのジャケットはここにはありません。悪しからず。





今度機会があれば、遊びに来て下さいね。4月2日の金曜日です。ぼくのDJタイムはほぼ毎回同じ時間帯です。ヨロシクです。





3/5(Fri)昭和洋楽パラダイス@SONORA#4

二回目のセットのジャケ続きです。



 









3/5(Fri)昭和洋楽パラダイス@SONORA#3

 画像が5枚までしか1ページに収まらないので、ここからはジャケットだけをアップします。順番はかけた時のと同じです。
ややこしくてすみません!








ここから二回目のセットになります。



3/5(Fri)昭和洋楽パラダイス@SONORA#2

 続きです。

  昨日のぼくの一回目と二回目のセットリストを出しておきます。ここに出てないのもわずかにありますが、それでも、これでぼくのDJの行き先がだいたいは分かってもらえると思います。いえ、是非とも分かって欲しいです。
以下の通り。
一回目24:15-24:45
1-Prince Rupert Awakes / KING CRIMSON
2-Melinda / CURVED AIR
3-Hotel California / THE EAGLES
4-Magical Mystery Tour / THE BEATLES
5-The Mexican / BABE RUTH
6-I Wont You To Want Me / CHEAP TRICK
7-Rudie Can't Fail / THE CLASH
8-Shake Your Money Maker / FLEETWOOD MAC







二回目02:10-02:40
1- I' m In Love Again / THE ANIMALS
2-Funk#42 / JAMES GANG
3-D'yer Mak'er / LED ZEPPELIN
4-I Hear You Knocking / DAVE EDMUNDS
5-Rockin' Pneumonia-Boogie Woogie Flu / JOHNNY RIVERS
6-Sea Cruise / FRANKIE FORD
7-Cooking Breakfast For The One I love / MARIA MULDAUR
8-Free The People / DELANEY & BONNIE
9-Will The Circle Be Unbroken / SPIRIT OF THE WEST Feat. THE WONDER STUFF


 と、まぁ、こんな感じで2回プレイしました。踊ってくれてもイイし、聴いてくれていてもイイし、話に夢中になっていたってイイんです。問題は、そこの空気と時間を共有していたことです。これは、あくまでそこにいないと伝わらないアトモスフィア。そこに何かしらのMagicが起こればサイコーですよね。

昨日の「SONORA」の定例会『昭和洋楽パラダイス』#1


DJ Higo-Vicious ヒゴちゃんはロカビリーからディスコからポップスまで幅広くヒット曲パレード


DJ KANESAKA 彼はBlue DressのメインDJのひとり。ボスのタナカくんが休みだったので、かなり奮闘してました。モッドな曲が多いけど、マニアックでもないイイ流れを作ってくれます


DJ IIDA イーダくんのDJにはいつも驚かされています。ツバキのLONDON NITEが原点という彼は、昔ぼくがかけていた80sのポジパン風味のロックやNO WAVEなどUndergroundな選曲が光ります。いきなりのWOODENTOPSにはビックリでした。


DJ MASAMI マサミンはここのボス。DJとしてはチョーベテランでsunagaT とツバキの同期生。もちろん、得意分野はDISCO!!!それも、ディープなのから軽いのまでまさに変幻自在なプレイ。


サロンなバー・ラウンジなんで灯りは終始アンダーで、まぁ、暗めなんですが、雰囲気はその方がイイですよね。ミラーボールとかキラキラで。踊ったり、飲んだり、お喋りしたりな空間。



 昨日は腰痛でマイリましたが、月に一度の楽しいパーティーとあればいろんなレコード持ってホイホイ出かけて来ました。

 場所はホント、初めて来る人には分かりづらいトコロかも。最寄り駅は多分、六本木ですが、かなり歩きます。ミッドタウン方向に行き、左にガソリン・スタンドがあるところに出たら、そこを左折です。ちょうど、新国立美術館の方にですね。10メートルくらい行くと、道沿いに赤レンガ作りのマンション風な大きい建物があります。ブルーのシンプルな看板が出てます。そこの地下1階。階段降りて、すぐ右手。

 タイトル通り、昭和の頃の洋楽なら、なんでも好きにかけてイイってユル〜い感じでやってるんで、DJは複数いますが、みんな、そこはそれ、微妙なお互いの距離感を保ち、なるべくカブらないような選曲をしています。打ち合わせとかなくても、自然にそうなるんですから、不思議と言えば不思議。

 ぼくは、パンクとか、ロンナイでやるような激しいものはほぼやりません。GRCに近いかも。でも、GRCは「ダンス」をある程度意識して選曲しますが、ここでは、必ずしもダンスらなくてもいいので、リスニングしてもらいたい曲とかもかけます。

 DJひとりの持ち時間が30分と短いので、あんまり長い曲はかけないけど、それでも、気分次第で、PINK FLOYDとかKING CRIMSONとかDEEP PURPLEとか、そういうロック・クラシックで長いのも時には混ぜ込みます。クラブ/ディスコというより、サロン/パブみたいな雰囲気にしていきたいので。常にフロアが揺れてひしめくようなのはココではぼくは意味を感じていないので、そういう意味での「営業選曲」はしませんね。アゲアゲでノリノリ、というのもちょこっとでいいかなって感じです。曲を、音楽を聴きにきて、飲んで、来たお客さん同士仲良くなって音楽談義に花が咲く、なんてーことになったら嬉しいです。まぁ、そう簡単にはいきませんけどネ。

#2へ続く

2010年2月24日水曜日

昨日のLe Baronのパーティーで








 昨日はぼくの誕生日でした。222、という実に分かりやすい、ま、俗に「ダミアンの三分の一」です。「neat neat neat」って説もあります。

 でも、とにかく、普通の寒い冬のウイークデイの夜中に、青山のバロンで、完ちゃんやヒカル、ジョニオ(昨日は仕事でおやすみ)、Sk8thgたちと不定期でユル〜くやっているパーティー「New Oldies Night」を、ぼくの聖誕祭つーことにして無理矢理やりました。なのに、友だちやお仲間の諸君はもちろんですが、わざわざお祝いに来てくれたお客さんもたくさんいて、大いに盛り上がりました。

 今までは、自分の誕生日をパーティーにすることに、かなり抵抗がありましたが、このトシ(秘密デス)なら、もう還暦祝いみたいなモン(バレバレです)だし、やろうか、つーなわけで行ったんです。DJはいつものメンバーに、ペリちゃん、熟女DJ白玉、そしてツバキのロンナイといえば大貫&北村でしたから、最近はDJ復帰した北村一郎くんにもお願いしました。
 さらに、ライブで、元PlasticsやMelonでおなじみの中西俊夫くんことトシちゃんにも出てもらいました。なんか、こういうメンツが集まると一気に気分は80'sになります。あの時みんな若かった。でね。でも、そんな昔の若者の異様な元気さに、今時のヤング諸君が面白がって集いに来るんですから、そりゃあ、いい気分ですよね。ジジイの、昔は良かった会ではなく、今のヤツにはマケンめい、なんですから。


 全員の紹介をするのは無理ですから、簡単にぼくのチョイスで。白玉は30年以上も前?あのユーヤさんのマネジャーをしていた頃に出会い、そこからグラフィック・アーティスト/DJである今日までお付き合いさせてもらってます。グラム・ファッションの似合う素敵な女性です。
 カメラマンのクボケンこと久保憲司くんも来てくれましたが、会うのは10年ぶりくらいかも。彼がまだ駆け出しの頃、ロンドンでレコード会社の人から紹介されました。いつも熱いヤツで、一度なんか、ロンドンでSLITSのライブでステージに駆け上がり写真を撮って、ガードマンに怒られてました。でも、いい根性してるなって感心しましたね。
 氣志團の団長もわざわざ駆けつけてくれて、たくさんのプレゼントまでいただきました。彼とは元ロンナイのスタッフだったYoichiroからのつなぎで知り合いになりました。まだ、氣志團が全然売れてない頃に。

 ほかにもsunagaTことタツオくんやRADIOTSのヨシヤ、MODSMAYDAYのボス、黒田学&キョーコ、HARISSのドラマー、高橋くんとかたくさんの友人知人が来てくれて本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。


 いろんな人たちとこういう時間を一緒に過ごして互いを知り合うのが、こういうパーティーのいいところでもあるんです。何より、ぼくに大きなパワーを与えてくれますから。それをまた、ぼくなりのやりかたでみんなにお返し出来るように、頑張るんです。ただ、単にその場限りのお楽しみ、じゃないんですよね、ぼくには。


 写真も沢山ありますが、ここではホンの少しだけ紹介しておきます。プライバシーもありますものね。

 明日の「CROSSROADS」にも、たくさんの人が来て、一緒に音楽の面白さを共有できればサイコーです。地道な1歩からすべては始まるんですから。みなさん、これからもよろしくお願いします。ありがとうございました!

2010年2月16日火曜日

DALE HAWKINS Is Gone. R.I.P.


OH! SUZIE Q The Best Of DALE HAWKINS MVCM-22079 ( CHD-9356)    '96 発売



 デイル・ホーキンズ(ぼくは今までずっと彼を、ホーキンスと呼んでいました。すんません)が13日、ガンのために亡くなりました。73才でした。

 ぼくが彼について知っていることは、彼の人生のホンのごくごく一部で、彼の出世作とされるヒット曲「Suzie Q」のことくらい。そんなぼくが彼について、ここでウンチクを傾けるのもおこがましいんですが、それを重々承知の上で、追悼の意を込めて少しだけコメントさせてもらいます。


 彼が生まれたのは1938年の8月22日、場所はルイジアナ州のゴールドマインという田舎町。彼の父親はミュージシャンだったが、彼がまだ十代の初め頃に殺されてしまい、家族全員が小作人として働くことになった。仕事は主に綿摘みで、それは多くの黒人労働者が南部で歩んだのと同じものだった。ホーキンズはこう言っている。「学校から帰るとビスケットをつまみ、綿摘みに行かなきゃならなかったんだ。すると、畑の中から音楽が聴こえてくる、そして、それがみんなに伝わっていくんだ。ぼくらは黒人の教会のところまでついていき、その人たちの歌を表で聴いていたんだ。」

 彼の音楽が同時代のほかの白人のミュージシャンたちと肌合いが異なるのは、そういう彼の育って来た環境によるところが大きいというのが定説で、つまり、多くの白人ロッカーは、エルヴィスを含めブルースとカントリーとの狭間で新たなロックン・ロールという音楽を、ロカビリーをやっていたのだが、デイルだけは、ほとんどカントリーのテイストがない、むしろブルース一色な感覚のロックン・ロールをやっていたということだ。

 後にボブ・ディランのバックを努めることになるザ・ホークスのリーダーで自身も高名なロック・シンガー/ソングライターである、ロニー・ホーキンズは父親同士が兄弟ということでそのロニーは3才年上の従兄弟というのも、なにか不思議な縁を感じさせる。
 わずか15才で何故か海軍での兵役を終え、53年、地元、シュリーブポートに戻ってスタン・ルイスの経営するレコード・ショップで働きはじめ、すぐにバンド活動も行う。当初のメンバーは、ギターに当時まだ16才だったジェイムズ・バートン(後にリッキー・ネルソンやエルヴィスのバンドでも活躍した偉大なギタリスト)、ベースはジョー・オズボーン、そしてドラムスにはエルヴィスに誘われる前のD.J.フォンタナだった!このメンバーで近くのラジオ局KWKHのスタジオを利用してレコーディングを行い、すぐに、それらはスタン・ルイスの手で、シカゴのチェス・レコードに売り込まれた。彼はその地域のいわばプロモーター兼ディストリビューターでもあったのだ。チェスは彼らに関心を抱き、新しい曲を送るように指示して来た。それで生まれたのが「Suzie Q」だった。そしてチェス参加のチェッカー・レーベルから発売されたその曲は、みるみるうちにチャートの上位まで駆け上り、57年6月に27位にまでランクされた(R&Bチャートでは7位)。


 ジェイムズ・バートンの弾く印象的なリフとサウンド、そこにからむカウベルと手拍子入りのリズムにどこかトライバルな味わいさえするドラムが渾然一体となって、このわずか2分13秒足らずの曲は、その後多くの(ぼくもそのひとりですが)信奉者を生み出すことになる。ぼくがこの曲を強烈に意識することになったのは、68年にジョン・フォガティと兄のトムらによる4人組、CREEDENCE CLEAWATER REVIVAL (CCR)のデビュー・アルバムでの演奏によってだけど、ストーンズもすでにカバーしているのは知っていた。そして、そのオリジネーターが白人のロカビリー・シンガーだと知って、そのレコードを買ったのもその頃だ。CCRに慣れた耳にも、オリジナルの不思議なサウンドは魅力的で、以来、DJでもよく使ってきた。でも、その人が実際どういう人物なのかを知るにはいたらず、今日まで来てしまった。


 そんなぼくに、この偉大なミュージシャンを語る資格はないかもしれないけど、でも、今からでもいいので、デイル・ホーキンズという型破りな天才肌のアーティストがいた、ということをみなさんには是非知っておいていただきたいと、多少の懺悔の気持ちで願っている。
この95年に発売されたベスト盤には、「Suzie Q」以外にもたくさんの面白い曲が入っている。デイル、安らかなれ。

2010年2月2日火曜日

遅ればせながら前回の「CROSSROADS」


COCTEAU TWINS 12" ぼくが使ったのはB面です。


HATFIELD & THE NORTH セカンドです。ジャケ小さいですね!


クリムゾンのRobert Frippとロキシー・ミュージックにいたBrian Enoによるコラボ2枚目。タイトル曲は名曲です。


パブリック・イメージ・リミテッドことP.I.L.のパリ・ライブ。最近にわかに再結成話で注目されてます。関連でホルガー・シューカイの「ペルシャン・ラブ」なんかも入れとけばよかった。後の祭りですね。


今は亡きNICOのソロ中でも特に人気のある作品のひとつ。ここにもEnoが参加してます。旧友ジョン・ケールのプロデュース。タイトル曲はもちろんDOORSのカバー。




 しばらくぶりです。お元気ですか?受験シーズンらしいですが、風邪など引かないで下さいね。


 なんだかんだいろいろで、ここに来れませんでした。すんません。携帯をトイレに流したのは昨日のことですが、その前にもイベントがいくつか続いて、ほかにも細々とした仕事?とかもありーので、言い訳ですが、ブログれませんでした。

 今回は、あっさりめですが、こないだの水曜日27日?かな、いつものOrgan-Barでの「CROSSROADS」でやった「冬のイメージ」とかいう、実に手前勝手な固定観念を、みなさんに押し付けるようなモノをテーマにして、いろいろご紹介させてもらいました。
 ぼくの思う、「冬」のイメージというのは、最近よく写真でもアチコチで紹介してますが、まぁ、枯れ木やその枝の暗い空と黄昏れ時の落日の光とかを組み合わせた感じで、どこか、寒々しい、でも、凛とした空気感が張りつめてるような、そんな抽象的なモノなんですね。

 こういうのは人それぞれですから、そうは思わない、という方がいても当然ですし、押し付けるつもりもありません。ただ、コレをきっかけとしていろんなタイプの(でもないか?)音楽に触れていただこう、と思ったんです。

 基本プログレか、と当初は考えてセレクトしていましたが、「フォークっぽいのもアリでは?」ということにも思い至り、そのへん、さらに茫洋とした感じで、多彩なモノをレコードで聴いたり、映像を見たりしたんです。

 その時にみなさんにお配りしたぼくの作った「冬のイメージ」のあるサウンドやアーティストをチョイスしたCDをここに曲目リストで紹介します。ここから、かけた曲がほとんどです。

Winter spot - Compiled By kensho Onuki
T-1 The End / Nico Polystar 20s-80
T-2 Gone Blue / Edgar Broughton Band Harvest shtc-252
T-3 Leapers And Roses / Pearls Before Swine Base esp1075
T-4 Francesca / Durutti Column Japan 23jal3
T-5 Evening Star / Fripp & Eno Polydor mpf-1217
T-6 Timbles De Pop / P.I.L. Nippon Columbia yx7289
T-7 The Dignity of Labours / The Human League Fast v.f.1
T-8 Pepper-Tree / Cocteau Twins 4AD bad405
T-9 No Perfect Stranger / Eyeless In Gaza Cherryred bred73
T-10 Sol Caliente / Quiet Sun Polydor mpf1147
T-11 Underdub / Hatfield & The North nippon columbia yx-7033vr
T-12 And You And I / Yes east west japan amcy-4029

 一応、レーベルと品番も入れておきました。もちろん、全部がアナログ落としですから、音質には問題があります。廃盤ものがほとんどで、CD化されていないものもあります。ネットで細かくリサーチすれば見つかるとは思います。

 こんなラフな感じで2時間近くご清聴いただきました。ありがとうございました!!次回、2月24日はまだ内容は未定ですが、多くの方々から新しいものより、60〜70年代のモノを紹介して欲しいという要望もあり、またぞろ、そのへんになるのかな?とは思います。
NEW WAVEなんかもイイですよね?基本的なのからマニアックなのから。ご意見やご要望あればコメントしてみて下さい。音源や映像など十分で、実行可能であれば検討させていただきます。

 今後とも、よろしくお願いします。

2010年1月22日金曜日

Kumbia QueersのRAMONESカバーです


Kumbia Nena! / KUMBIA QUEERS P-vine PCD-93192


CDのの裏面。RAMONESのカバーはT-9「La China es Cumbianchera」。ちにみに、サバスのはT-8「Chica de Metal」です。


 ラジオ「ロンナイ」で一度かけただけで反応がすぐに来た、という実に素晴らしいバンドを紹介しましょう。

 だいたい、ラジオのリスナーで番組にお便りとか書いて出すって人、最近じゃほとんどいなくなっちゃいましたねぇ。聴いてくれてはいても、メールでさえ、なかなかお便りはいただけません。何でもいいから、好きなこと書いて送信してくれればイイんです、と毎回連呼しているのに、出してくれるのは、ほぼ毎回同じみなさん、いわば「レギュラー・メンバー」ですよね。

 まぁ、確かに書いたからってすぐに読まれるものじゃないし、毎回聴くのも大変だし、面倒なのも分かるんですけどネ。毎度言いますけど、「お便りだけが、頼りです」っていう古くからのダジャレ業界用語もあるし、せめて「聴いてます」ってだけでもいいんでメールくれるとこちらもテンション上がるんですんで、ヨロシクです!


 と、前置きはこのくらいにして、そのバンドは一部で注目されているメキシコ&アルゼンチン出身の7人組、KUMBIA QUEERS。言うまでもなく、KUMBIAは本来はCUMBIAで、コロムビアゆかりの民族音楽つーかリズムで、その起源は西アフリカはギニアにある、という長い歴史のあるもの。簡単にいうとブルースとかと同じ道筋で今日に至るものです。メジャー系ではフアネスやシャキーラ、インディー系ならマヌチャオとかが近年そのクンビアに新しい風を送り込み、にわかに多くの音楽ファンからの注目を集めることになりました。もちろん、故ジョー・ストラマーもそんな人のひとりでした。

 このKUMBIA QUEERSのメンバーたちは元々がパンク好きで、そこに普段から慣れ親しんでいたクンビアをジョークっぽい感覚で、いわばパーティー気分でやっちゃいました、的なきっかけで始めて、07年2月にこのデビュー・アルバムをわずか1ヶ月で録音してあっという間にあちこちで話題の的になった、という次第。詳しくはアルバムの解説をちゃんと読んでみて下さい。スッゴク勉強になります。


 ぼくがラジオでかけたのはこのアルバムの中の1曲でRAMONESの「Sheena Is A Punk Rocker」のカバーというかリメイク。ほかにもいろんなカバー?があって、BLACK SABBATHの「Iron Man」やMadonnaの「La isla Bonita」、CUREの「Love Song」、Nancy Sinatraの「These Boots Are Made For Walkin'」など多種多様な顔ぶれ。そのへんのレンジの広さも人気のひとつかも。


 こういうものを聴いてすぐに原点のCUMBIAを聴いて欲しい、とは言わないけど、でも、自然に知りたくなりますよね?それが音楽ファンってヤツの性(サガ)ですから。実は日本にもクンビアは過去に軽いブームがあったんです。1965年に弘田三枝子さんが歌ってその年の『紅白」でもこの曲で参加したという「恋のクンビア」がそれ。ラテン・ブームというか、メキシカン・ロックとかもあったし、ハワイアンやボサノバとかも日本ではすぐに誰かが取り入れて人気になったりしたんです。好奇心が旺盛で、器用な日本人の特権なのかもしれませんね。