2008年10月31日金曜日

原宿SMOKEで


会場のSMOKEはCHANELのあるビルの4階。かなりなゴージャス感ですが、あんがいリラクシンなお店です。雰囲気作りにもいい感じのキャンドルがたくさん。シャンパンとのマッチングもグー!なんてね。
 若手のUKなDJ Kozyくん。彼のお父さんがツバキの頃のお客さんでした。カメラマンの方でね。



 昨日はいつもの渋谷FMの「ROCK YO TOWN」の収録前にひとつ仕事がありました。

 実は、というほどでもないけど、半年くらい続いているパーティーでのDJ。会場は原宿は表参道に面したビルの4階にあるレストラン・バー「SMOKE」。このビル、向かいにある表参道ヒルズに負けじとばかりなゴージャスぶりで、シャネルやカルティエなどの高級ブランドが入ってます。ひとめ、CHANELのデカい文字ですぐに分かるはず。

 そこで毎月一度月末の木曜夜、「LAST THURSDAY」と題してパーティーが行われてるんですが、そこでDJをやらせてもらってるんです。まぁ、気軽なラウンジ・パーティーっという感じですね。ドリンクとスナックと映像と音楽。いろんな人がいるんで、普段の自分のイベントとかでは出会わないような人たちが多いので、それもここでDJをやっている理由のひとつかも。

 ツバキハウス時代の「ロンナイ」のお客だった、という方や、「ミロスに行ってました」という方など、あんまり今のクラブには行かないという感じの人たちがいたりして、「旧交」を温めたり。

 店の雰囲気は全体にウォームな感覚で過度にオシャレすぎないので、ビルの外観のイメージよりは気軽でいやすい感じですね。次回はいつなのかまだ未定ですが、決まったら今度はお知らせします。

2008年10月29日水曜日

元気にやりました!

85年に発売されたダムドの新境地開拓アルバム『ファンタスマゴリア』。当時の国内盤の解説は不肖ワタクシ、大貫憲章でした。けど、一体どういうことを書いたのか、手元に解説そのものがないので分かりません。覚えてないんですよね〜。無責任男ですよね〜。
イントロのブーツィーなシンセの響きがドラマティックで当時大ヒットしたベルジャン・テクノものの人気ナンバ−1、L.A.STYLEの「James Brown Is Dead」。まだ御本人生きていた頃の曲です。失敬なハナシですよね〜?。
左からバースディーの主賓ユータロー、クリビツな表情の大貫とメガネなムラジュン。こういう仲間がワイワイやれてしまうのが自分には嬉しいんですよね。毎週やるのも、そこに「家」があるからいつでもくつろぎに来れる、ってみんなに思っていてほしいからです。これが月に一度とかだと、思わず忘れる、ってことあるでしょ。SWEET HOME ロンナイです。



 ホント、病気はイヤですよね。でも、リハビリの成果もあり、昨日のワイヤー「ロンナイ」はキッチリDJやりました。当たり前だけど。
ご存知の通り、シーズン的には「ハロウィン」なので自分も近くのスーパーで見つけたトンガリ魔女ハット(あくまで子供用)を着用してDJしましたよ。
 それと、昨日は仲間の女子(つってもアラフォー?です)のバースディーのあったので、そのためにわざわざスティービー・ワンダーの定番「ハッピー・バースディー」まで持って行き回しました。アレかけたのいつ以来か?ってゆ−くらいチョー久々に。昔のディスコじゃ、誕生日の時は必ずと言っていいほど、あの曲が流れたものね〜。ロンナイでは、それじゃあんまりだってんで、ALTERED IMAGEの「ハッピー・バースディー」の方をかけるようにしたんだもの。

 選曲は、一応BBSとかで書いたように多少ホラーでポップな感じのものをいつもより多くフィーチャーして、普段のロンナイとは趣きが異なるようなものもかけましたよ。ぼくの時間の前はDR.IHARAで、彼がだいたいルーディーかつルーツなものを回すので、それとなるべくカブらないように、まずはエレクトロなスタイルで、怪しげなTHE DEBONAIR ONEによるBMORE風味のナンバー「1 can Dance」(R&B/R&Rの古典「Do You Love Me」ネタもの)から始めて、ドッカーンと懐かしのベルジャン・テクノの王道L.A.STYLEの名曲「James Brown Is Dead」(最近また一部で人気らしい)になだれこみ、そこからDOORSの「Strange days」にぶつけて、さらにパンク色の薄まった時代のTHE DAMNEDのアルバム『PHANTASMAGORIA』(CURVED AIRの作品と同名ですが)から「Shadow Of love」に跳ぶという荒技ぶり。普通はやらないねぇ、こういう選曲は自分でも。でも、なんてったってハロウィンでバースディーだから、スペシャルなんですよ。ちなみに、このダムドのアルバム、85年なんだけど、国内盤はライナーは自分です。かけた曲や「Grimly Fiendish」とかイギリスではヒットして、このあたりからダムドが再評価されパンク時代とはまた違う人気を集めたんだよね。

 そのほか、こないだレコファンで購入したシングルからフランス・ギャル「夢見るシャンソン人形」、スコット・ウォーカー「マチルダ」、ジャンニ・モランディ「ゴーカート・ツイスト」なども回し、誕生日のユータローの趣味を尊重してロカビリーで、ワンダ・ジャクソン「フジヤマ・ママ」、ストレイ・キャッツ「マイ・ワン・デザイア」、ロバート・ゴードンwithリンク・レイで「レッドホット」なんかもプレイ。

 そんなことしてたら、いきなりムラジュンが現れてかなりアゲアゲなムード。みんなでキムキム譲りの「楽しいな〜、きょーわ〜」を合唱してシャンパンで乾杯し、ケーキなんかも出てゴキゲンな感じでパチリ!と撮ったのがここのトリオ・ショット。左から主役のユータロー、大貫そしてメガネのムラジュン。あんまりお客さんはいなかったけど、女子にはケーキをふるまいました。自分はトーニューですから、あんまりネ。好きだけどスイーツ系。初めて来ました、という男子もいて、ひとりでソファにポツンといたので声をかけて一緒に飲んだりフリーCDR(現在のは90年代以後のパンクとか多めのAll-Time Punk Favです)をプレゼントしたりで、みんなでエンジョイしました。病み上がりなんで、酒はほとんど飲まなかったけど、十分に楽しめたね。そういや、今度はヒカルがダウンでお休み。みなさん、風邪には注意しましょう。

 とにかく、今は元気にやってます。みなさん、ご心配おかけしてすんまそん。PS:最近もうひとつ、アメブロでエンドーくん(DEVILOCK)から声かけられてブログ始めました。なるべくカブらないよう気をつけますが、そんなには違うことはないかもです。どちらもよろしくです。

2008年10月25日土曜日

原宿、渋谷見聞録

東横線の自由が丘駅にて。ここが「ぶらり旅」の出発点。さぁ〜、出かけるゾー!
東急東横店のデパ地下食品街「フードショウ」のパン屋さん。たくさんの出来たてのパンでいいカオリです。もちろん、購入しました。
MACK DADDYの事務所は原宿でも、少し静かなところに。その中で展示会です。いろんな友達とか来て、お子さん連れの人たちも少なくないです。だから、飲み物もアルコールからお茶まで各種。お菓子もお茶うけに出てます。
こちらが、MACK DADDYのボス、M.DIDDYこと日下部くん。古い付き合いになりますが、いつも謙虚で多分イメージより全然静かなダンディですよ。元ハードコア・バンドにいたとは想像も出来ないね。最近、ウチの近所に越してきました。


 体調もだいぶ回復してきたので、リハビリがてらに原宿まで行ってきました。一応、目的は知り合いの日下部くんのブランド「MACK DADDY」の展示会があるので、それを見に行こうか、ということで夕方から出かけてきました、
 久々に電車で出かけたんだけど、土曜の夕方の東横線は以外と空いてました。で、とりあえず、展示会場の事務所に行くと、あんまり人はいなかったけど、逆にスタッフ一同(ロンナイ・メイトのシュン坊もね)で歓待してくれました(笑)。入り口すぐのカウンターではいつものようにスタッフのビンゴくんがDJしていてゴキゲンなレゲエがいい感じで雰囲気を作ってました。そして、Martin Kinooことキミヤマくんが色々と説明してくれ、春夏ものの中でよさげなモノをチェックして来ました。全体的に最近のMACK DADDYは色合いがパステルというか、カラフルでひと昔前の、B-BOY風な印象はあんまりなくて、アメリカン・カジュアルな爽やかかつ、ポップな感覚のものが多いみたいですね。
 そういえば、今回のテーマ「MOVE」のイメージ・デザインも、どこかで見たようなセンス。そう、ロック・ファンならすぐにピンと来るはずの、LED ZEPPELINの3枚目のアルバムのジャケをヒントにしたようなコラージュ手法で、思わずウキウキ。

 1時間たらずで引き上げましたが、せっかくなので、近くのお店とか見てみようと、「トンちゃん通り」に出向いて古着屋とかいくつかのショップを覗いて、買い物もしてしまいました。あいかわらず 、竹下通りからこの周辺はおおにぎわいで、若者からぼくのようなオッさんまでいろんな人たちでごったがえしてました。でも、知り合いのお店とかで聞いたら、あんまりモノが売れないとか。そういや、人がいるわりには、買い物袋とか抱えた人はそうはいなかったかも。それと、「トンちゃん」が見当たらなかったんだけど、なくなったのかな?あと、アロウズ関係のショップがたくさん増えてたのにビックリ。

 暗くなって来たので、帰ることにして、タクシーで渋谷に。そして、東急デパートの地下の食品街「フードショウ」で買い物。やっぱり、デパートは不況の真っ最中でも、「デパ地下」は別だね。ここもまた、人の波に溢れてました。ウマソーなものがいっぱい並んでいて、目の毒です。まだ、お腹が今イチなんで、こちらも見てるだけ〜、ってのもツラいもんでした。豆腐のハンバーグと京風だし巻きとか、数点購入して帰途に。

 しかし、リハビリとしては上々で、実に意義深い原宿、渋谷探検ぶらり旅でありました。もう少し時間があればZOOT SUNRISEやTAGO!の「GREASEVILLE」とか「BOUNTY」とかにも寄れたんだけど、それはまたの機会に。

2008年10月23日木曜日

昨日の「CROSSROADS」

英国トラッド・フォークを下敷きにして新たなロックの世界を切り開いたバンド、それがこのフェアポート・コンヴェンション。この作品は71年のものですでに主要メンバーだったリチャード・トンプソン(g)やサンディー・デニー(vo)は脱退して、エレクトリック・バイオリンの名手、デイブ・スウォーブリックが加入した。
元フェアポートのベーシスト、タイガー・ハッチングスがよりディープなトラッドを求めて作ったバンド。もっとも、その彼はわずか1年ほどでそこを去り、さらにフォーク色の強いALBION COUNTRY BANDを結成した。このアルバムはクリサリスに移籍後の中期の名作『BELOW THE SALT』。マディ・プライヤーの透き通った歌声がある種の神々しさを響かせる。
今さら言うまでもなく、ZEPは自らを「フォーク・ロック・バンド」と称し一般に言われたような「ハードロック」ではないことを強調していた。その是非や真意はともかく、彼らがフォークにも大きな関心を抱いていたことは、作品に如実に現れている。ブルースとフォークは元は同じ。その意味で、彼らにとってブルース・ロックもフォーク・ロックもその価値は同等だったに違いない。この3枚目では「スノウドニアの小屋」でトラッドへのリスペクトを示した。彼らが敬愛する女性フォーク歌手、アン・ブリッジスへのオマージュとも言われている曲。
今や、紙ジャケ/デジタル・リマスター・シリーズのカタログ系の中でも一番人気のあるプログレ。昔からの熱心なファンやテクノ世代の若者まで幅広い層にアピールしているらしい。このKEEFによるジャケット・デザインも見事なイギリスの5人組CRESSIDAはいわゆるB級ものかもしれないが、そのサウンド、演奏、音楽観などには傾聴すべきものがある。71年のデビュー作。
元NICEで活動していたキーボード・プレイヤー、キース・エマーソンが、より力強くルックス的にも魅力あるバンドを、ということで作ったのがKING CRIMSONのベーシストだったグレッグ・レイク、ARTHER BROWN'S CRAZY WORLD、ATOMIC ROOSTERなどで若手人気ドラマーとして注目されていたカール・パーマーらによるEMERSON LAKE & PALMERでこれがデビュー作。71年だったと思う。当時の人気音楽雑誌「MUSIC LIFE」でこのアルバムをレビューした記事を書いたのがぼくの音楽評論家のスタートでした。




 昨日はまだ体調今イチでしたが、月に一度のこのイベントは休むわけにいかない、という思いで、オルガン・バーに出かけました。

お客さんは多少普段より少なめだったけれど、新しく来てくれた方もいて、まずまず、ではないかと思う次第。お客さんの中にも風邪気味という方もいて、それでもわざわざ足を運んでもらえるのは嬉しい限りですね。

 テーマは最近自分がよく聴いているものの中から、ラジオでもここんとこ特集したりした「British Trad Folk」と「Progressive Rock」という大きなものを強引にふたつ取り上げてみました。どちらも、今では一部のマニアックなロック・ファンくらいにしか支持されていないという印象のジャンルのものだけど、それだからこそ、ここでやる意味があると考えています。普段の生活の中で、そういう音楽に出会うことはそうそうないし、仮に出会ったとしても、それを自覚出来るリスナーがどれくらいいるのかも疑問です。

 で、前半にフォーク、後半にプログレをやったんですが、音源には不足はないんですが映像はこのへんのはほとんどありませんね。色々探してはみたんですが、ほぼ全滅でした。特に、Trad Folkの方はまずそうした素材が見当たらないので困りました。
 取りあげたアーティストは、FAIRPORT CONVENTION,STEELEYE SPAN,FOTHERINGAY,INCREDIBLE STRING BAND,LED ZEPPELINとかで、イギリスの民謡ともいうべき古典的なフォークに根ざしたロックをやるバンド、といえば最近?ではPOGUESが一番有名ですが、そのPOGUESの遠い祖先にあたるようなのが、今ここに紹介したバンドたち。映像があったのは以前このイベントで紹介した「GLADSTONBURY FAYR」のDVDに入っていたFIARPORT CONVENTIONくらいのもの。ひとつひとつのバンドにコメントすると膨大な量になるので控えておくけど、このFIARPORTが60年代から70年代半ばにかけて活動し、当時大きな評価を受けたことで、ぼくらのような日本のロック・ファンに、そういうムーブメントが伝わってきたと言えます。メンバー・チェンジを頻繁に繰り返しその都度、それなりの結果を出して来たというのも凄いけど、そこから出たミュージシャンがその後シーンのキー・パースンとなった、という点でもJohn Mayall & The Blues breakersやYARDBYRDSにも通じる存在だったと言えるでしょう。
 特に、故サンディー・デニーと今も現役リチャード・トンプソンの存在はイギリスのロック・シーンに取り大いなる宝であると言っても過言ではないと思います。サンディーはZEPとも交友があり、ゲスト参加して美しい歌声を披露してくれています。リチャードはある意味アナザー・エリックともいうべき実に深い音楽性に高いテクニックとセンスに裏打ちされたギタリスト/シンガー/ソングライターです。そこから派生したのがSTEELEYE SPANでありFOTHERINGAYです。ですから、このタイプのものから何か一枚お勧めするとしたら、まずはこのFIARPORT CONVENTIONの『UNHALFBRICKING」か『LIFE & LIEGE」そしてメンバー交代後の『ANGEL DELIGHT』あたりがいいかも。もちろん、ジミー・ペイジに大きな影響を与えたPENTANGLEのデビュー作『PENTANGLE』もチョーお勧めです。

 プログレは、それだけで敬遠する人も少なくないみたいなんですが、理由がよく分かりませんね、ぼくには。個々のバンドに好き嫌いはあるとしても、そのジャンル全般が嫌いというのは、多分に偏見というか、先入観とかに起因しているのじゃないのかな?なんとなく難しそう、テクニック至上主義、曲が長い・・・など、イメージとしてとっつきにくいというのがあるような気がします。あと、マニアックなファンが多い、というのもあるかも。それは一部事実ですけど。でも、音楽に限らず、趣味とかはたいてい所詮はマニアックなものでしょ。お笑いでも、他人がまだ知らない芸人を探してひとり悦に入ってる、なんて人よくいますもんね。

 ともあれ、プログレはもともとは60年代のサイケデリックから生まれたと考えられます。自由で実験的な思想とパフォーマンスが根底にあり、それが時代やミュージシャンとうまく融けあい新たな音楽世界が開拓されたといったところでしょうか。
 今回はあんまり有名ではないけど、音楽的には十分に聴く価値のあると思うものを主にチョイスしてみました。これまでも、大御所たち、たとえばKING CRIMSON,EMERSON LAKE & PALMER,YESあたりは何度か紹介していましたが(今回もEL&Pの72年のブリュッセルでのライブとかの映像は紹介しましたし、YESの曲もエンディングにかけました)、それらの陰に隠れて一般にはほとんど目が届かないようなバンド、例えば、オルガンが素晴らしいイギリスの5人組CRESSIDAの71年のデビュー作『ASYLUM』から大作「Munich」を中心に、同じVERTIGOレーベル所属のほぼ同期、BEGGER'S OPERA,GENTLE GIANTなども紹介してみました。

 近年はテクノなどの流行りの中でこのへんの音楽やバンドが若者に注目されているようだけど、そういうことがきっかけでもいいと思う。でも、ネタ探しのみに終始するのではなく、バンドあるいはミュージシャンとしてそれぞれを聴いてみていただきたい。JUSTICEが好きだからとKRAFTWERKやCLUSTERなどのジャーマン・プログレに走るのは、いかにも上げ底感覚だし、むしろ、そういう時にこそ基本であるCRIMSONやEL&Pなどを改めてキチンと聴いて欲しいもの。
 何から聴いていいのか分からない、という人たちのためにも、ぼくはこういうトーク・イベントを今後も続けて行きたいし、ネット世界の案内人的な役割も、今後はより積極的に行っていきたい。

 来月のCROSSROADSは26日水曜日。是非遊びに来てください。

不覚にもロンナイを休場してしまいました

 実に久々に、こないだの19日火曜日のワイヤーでのレギュラー・ロンナイを病気のため休場してしまいました。

いや〜、風邪のための腹痛とはいえ、病気で休んだのはもう随分前、多分、この10年で一度あったかどうか、というくらいまれなことです。とはいえ、多くの知り合いから心配してお見舞いのメールなどいただき感謝しています。また、みなさんにご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

 今後はこういうことのないよう、よりいっそう自己管理に留意し、ロック興しに邁進しますので応援引き続きよろしくお願いします。

 まずは御礼とお詫びをここに申し上げます。スンマセン!!

2008年10月21日火曜日

10/19(sun)GROOVY ROCK CARAVAN@ THE ROOM

 GROOVY ROCK CARAVANのロゴは昔からコレ。CDのジャケのデザインはJONIOが制作しました。
右がZOOTの店長でもあるSDKZ。もう、かなり長い付き合いです。左は「ロンナイ」の影のボスU-ichi
渋谷の某大手輸入盤店のワールド・ミュージック・コーナーに勤務するcaribbean dandyの一員、AMEMIYA KSK。ぼくにいち早く最近のクンビアなどを教えてくれたDJです。
未来世紀メキシコの連中。左からTシャツとかも作っている、文化服装学院の卒業生でウチのOSAMUとかの先輩のSATOSHI,そのコンビのハマス、そして一番営業活動の多いらしいSAUDI。彼はもともと、ぼくと片桐がDJしていたINTER FMの番組「KENROCKS NITE」のヘヴィー・リスナーでした。
ルームは実にアットホームな感じのナイスなハコです。入ってそのまま進むとバーに。そこにはテーブルやイスがあり、ある種のサロンみたいに。フロアはその左で20人も踊ればいっぱいです。



 ぼくのDJイベントで「LONDON NITE」に次ぐ、自分の中での比重が大きいもの、それは言うまでもなく、「GROOVY ROCK CARAVAN」です。このイベントを始めたのは、もうかれこれ10数年も前、90年代の中頃のこと。「ロンナイ」とはまたひと味違う「ロック」なDJパーティーをやりたいと考えていて、折しも渋谷を中心に「FREE SOUL」や「ROUTIN' JAZZ」といった、ルーツな音楽にスポットを当てた感じのDJパーティーが始まり、徐々に人気を集めていた頃。

 そういう背景から、ぼくも「ロンナイ」より幅の広い多様なジャンルからの選曲が出来るイベントをやりたい、と思うようになり仲間を集めてこの「GROOVY ROCK CARAVAN」を立ち上げました。初めの頃は、目新しさもあり、また、UNDERCOVERのJONIOや俳優のMURA-JUNなど若者に人気のあるひとたちがDJをやったりなど、日曜だというのに、入りきれないくらいのお客さんが詰めかけたこともありました。そして、その勢いをかって、レコード会社と組んでCDも発売しました。その頃は、まだまだ、レコード会社にも余裕があり、企画も比較的前向きに検討してもらえた、そういう幸せな時代でした。

 今は、コンピレーション・アルバム自体がかなり出しにくい状況で、よほどの例外でない限り、レコード会社にそういう企画をやってもらうのは難しいです。そういう時代になったと、淋しい気もします。もちろん、諦めてはいませんけどね。

 さて、あれから10数年、まさに時代は大きく変わり今ではクラブ通いを日常としているヤングはほとんどいない、と言っても過言ではないでしょうね。法律も厳しくなり、未成年の風俗営業店(深夜営業のダンスホールとか酒場など含む)への出入りや飲酒などには対応が厳格です。それは、ある意味では当然としても、夜遊び全般が「不健全」と決めつける風潮には首をかしげたくなります。それに、カラオケは深夜営業しても問題なし、というのも腑に落ちないですし。

 いずれにしても、今では日曜の深夜にクラブに通うなんて常識はずれもいいとこで、若い人たちも、そういう時代にあえて敵対しようとする気概もないようです。ビートルズもピストルズもニルヴァーナも、みんな時代と対決して喝采を浴びたんですけどね〜。コンサバ・ムードが溢れてます。「Born To Be Wild」や「Born To Lose」なんてコトバは歌の中でしか生きていないのかな?

 でも、どんな時にも「例外」はあります。ウチのまわりのDJやバンド、そのほか仲間たちには今も時代と対峙して行こうという人たちが多数います。ある者には若気の至りかもしれないし、ある者には無駄なあがきかもしれないけど、悪あがきこそが生きる活力でもあるし、結果はともかく、時代と真摯に向き合うことはその人の人生と向き合うことと同義とも言えるかもしれません。
 なんだか、カタい話になってきましたが、今ぼくの心にある思いを口にしただけ。まぁ、それだけタマッているんですかね〜。

 今の「GROOVY ROCK CARAVAN」は若手が多く、ご存知かと思いますが、かつて一緒にやっていた仲間の大半が抜けてしましました。Yac,JONIO,Katchin',Dr.Ihara,一之瀬、稲葉などが去り、そのかわりに若手に協力をお願いしてきました。
 U-ichiとRYOH aka Pachucabrasは「ロンナイ」から、ほかはサトル、SDKZのCARIBBEAN DANDYチームから、AMEMIYA KSKやその仲間、未来世紀メキシコから、SAUDI、サトシらを起用してそのパワーの魅力をエンジョイしてもらっています。これから時代の移り変わりとともに、ぼくらも変化に対応していくことになるでしょう。しかし、音楽をこの世界に広く知らしめたい、という希望は大げさでなく、潰えることはないと確信しています。ガンバリます!

2008年10月18日土曜日

毎月の「ロック講座」ーCROSSROADS @ 渋谷Organ-Bar

Deep Purple初期の名作『詩人タリエシンの世界』を聴いて、そのジャケを手に解説してます。日本盤の場合には中の解説(ライナーノート)をお客さんに回覧して見てもらう、なんてこともします。
クラブというくらいだから、ちゃんと音響機器はそろってます。で、映像や解説の合間にレコードやCDを聴いてもらうべく、DJをして音楽をなるべくたくさん聴いてもらおうと思ってます。
フロアーはホンの20人くらいが踊れるくらいの家庭的なスペース。そこに椅子を出してならべて、横の壁ににわか作りのカーテン・スクリーンをかけて、映像を映します。映像は必ずしもトークのテーマと同じじゃないけど、まぁ、ウチにあるものや、その時のために買ったものとかいろいろです。しかし、経費はかかるよね〜。
ここが入り口すぐのバー・スペース。フロアーから見た角度です。右手にカウンターがあり、左がラウンジ。10数人もいれば十分にいい感じでなごめます。写っているのは店長のEEMOTO ROLL。ラッパーです。その隣も同じくラッパーで常連のZENLA ROCK。


 こんばんは。

 今日はいいお天気でした。ウチは世田谷の等々力ってところにあるんだけど、まぁ、自由が丘とかが一番近い「街」かな。まわりには、案外まだまだたくさん緑があって、畑もぶどう園とかもたくさんあります。

 明日は、恒例、渋谷THE ROOMでの「GROOVY ROCK CARAVAN」があります。もう13年ほど続けてますが、最近は「ロンナイ」同様、集客がキビシー状況です。なにしろ、月イチで日曜の夜ですから。以前はウィークデイでも夜遊びする人、たくさんいたんだけどここ数年はどんどん減ってます。ゲーム世代がオトナになって世に出て来たってことかな?酒も飲むヤツはあんまりいなくなったし。

 しかし、それでも、ロック興しにクラブ活動は不可欠なんで、いろいろ工夫してやってます。

 そのひとつに、同じ渋谷のクラブOrgan-Barで毎月第4水曜日にやっているイベント「CROSSROADS」があります。ご存知かとも思うけど、これは基本的にラジオの公開放送みたいな感じです、会場がクラブ、というだけのもの。つまり、ぼくがロックについて講釈するんです。やり方は、フロアーに椅子を並べて、壁に映像を映し、レコードやCDをかけて音楽鑑賞をおこないつつ、体験談などを中心にあ〜だこ〜だ、としゃべるんです。

 ひと昔前は音響メーカーが繁華街に独自のショールームをオープンさせていて、そういう場所でビデオあるいはレコード・コンサートなんてのをよくやってました。以前のブログにも書いたけど、銀座のコア・ビル内の 松下電器の「テクニクス銀座」や西銀座デパート内の日立の「ローディー」とか。

 あんな感じのを夜やるわけです。時間帯はアバウトですが、だいたい21時半から23時頃まで。演目は、その時の気分ですが、おおむね60〜80年代までくらいの間にあるロックを取り上げてます。今回は、今のところ、プログレとか英国トラッド・フォークとか、最近ラジオで特集したようなのを、さらに詳しく解説とかしたり、レコード聴いたりしてみようかと考えてます。マニアックですが、音楽は、そのへんまでツッコまないと面白くない、つーか、本来の醍醐味は堪能出来ないと確信してますから。

 時間あればぜひ覗いてみてください。僕のイベントでは一番早い時間帯のものですから。ちなみに、この後12時からははKatchin'やmdy,sgrooveらのDJパーティー「JUNGLE GYM」をそのまま行いますから、体力と気合いあれば朝までイケますよ。

2008年10月17日金曜日

今まで渋谷FMの番組収録でした

 ご存知かと思いますが、ぼくは今ふたつのラジオ番組でDJをやっています。DJと言っても、単におしゃべりするにとどまらず、番組全体の構成から、選曲、ゲストの選定などエンジニアリング以外の作業は、ほぼ自分でやっています。相方はKatchin'で、彼にも選曲とは任せています。
 ふたつとも、基本的にはノー・スポンサーで、ただ、JFN NETの「ロンナイ」には国内のレコード会社数社からバジェットを受けています。運営費のみで、ギャラまではいかないんですけどね。今夜収録した渋谷FMの「ROCK YO TOWN!」は、まったくのノー・インカムで、渋谷FMさんのご好意でやらせてもらってます。もちろん、ノ−ギャラですよ。まぁ、普通な状況でないことは重々承知で、あえてじぶんたちの音楽発信基地としてのステーションということで頑張ってます。

 その代わりというか、内容は好きに何でも思いのままです。今夜は明日、金曜日の分と来週の金曜日の分の2本を収録しました。内容はOA前なので言えませんが、まぁ、ほかではあんまり聴けないようなことをやっているとは思います。前半はぼくのコーナー、後半がKatchin'のコーナーで、それぞれ独立した形に別れてやってます。毎週金曜の午後7時から8時まで、渋谷界隈で聴くことが可能です。また、OAしたリストはHPにアップしています。

 スタジオはサテライトですが、ナマではないので、音は外に出ていません。だから、通りすがりのみなさん、こちらを見て不思議そうな顔をしたりしてます。マークシティーの4階一番奥、出口寸前にあります。あらかじめお断りしておきますが、いらっしゃっても、なにも面白くないですから。収録してるだけで、音もスタジオ内でないと聞こえません。それより、お便り、ほぼセロなんで、そっちをお願いしたいですね〜。ウチのHPからログイン出来ます。ヨロシクです!

スタジオは渋谷名所、マークシティーの4階の最果て、出口がすぐそこの場所にあります。一応、ご覧のとおりサテライトなんですが、収録なので声も音楽も外には出ていません。不思議な感じですよ。みなさん、目の前を井の頭線の駅に足早に歩いていきます。
ディレクターのEくん。ほぼ、ひとりで局の実務を支えていると言っても過言ではない、それくらい働いてます。これまで、2年あまり、多くの社員やアルバイトの人が来ては去り、で結局今もいるのは彼くらい。遅番なのかもしれないけど、朝方にメールしても返事が帰ってきます。元PEALOUTの近藤智洋クンの親戚です。ガンバレー!!

2008年10月13日月曜日

レコハンその2−7インチのジャケ

こないだレコファンで買った日本盤7インチ・シングルのいつくかをジャケで紹介。やっぱりCDとかじゃこの味は出ないよなぁ〜。

男性コーラス・トリオでいわゆる「ダンヒル・サウンド」のおおらかさを凝縮したようなサウンドと歌声で多くのヒットを飛ばしたTHREE DOG NIGHTの「Joy to The World」(喜びの世界)。マライアもカバーしたからご存知の人も多いんじゃないかな。欧米のクリスマス・ポップスの定番のひとつ。
60年代はアメリカだけではなくヨーロッパからも多くのヒット曲やアーティストが日本に紹介された。例えば、フランスのアダモ、シルヴィー・バルタン、フランス・ギャル。イタリアからはカテリーナ・ヴァレンテ、ミーナ、ジリオラ・チンクエッティ、ウィルマ・ゴイクなどの女性シンガーに、貴公子ボビー・ソロ、「24000回のキス」のアドリアーノ・チェレンターノなどなど、いわゆる「カンツォーネ」が花開いた。これは映画「太陽の下の18才」のテーマと主題歌のカップリングで、「サンライト・ツイスト」(Go-Kart Twist)にはイントロからもうヤラれました。「ロンナイ」でもたま〜にかける。
ベイシティローラーズは日本でも大人気で、ぼくも武道館での来日コンサートに出かけました。驚いたのは、ステージとか音楽とかファンの人とかではなく、場内のトイレ。だって、すべてのトイレがその時だけ「女子専用」になってたんだからね。それだけ、女性の数が多かったということだろうけど、トイレにコソコソ出入りするのが後ろめたい、なんてネ。そのローラーズに後から加入して人気者になったパット・マッグリンが自ら作ったのがこのスコッティーズ(もちろん、ティッシュではありません)。彼が手にしているのはなんと!フライングVじゃないですか。「お前はマイケル・シェンカーかっ?」って思わずツッコミたくなります。曲がTHE SEARCHERSのヒットのカバーってとこもポイント。
「おじゃべり魔女」とは実にハマった邦題じゃないですか!TOM TOM CLUBはTALKING HEADSの女性ベーシスト、ティナとフランツによるサイド・プロジェクトだったけど、本家より遊び心が分かりやすかった?せいか、この曲ほかヒットを飛ばした。まるで早口言葉のようなRAPが今でも新鮮。ラップ・ディスコっていうのもスゴいっすよね。
見ればわかるようにお馴染みCREAMです。そして、曲も超有名なヒット曲「White Room」。しかーし、But、この国内盤は今まで見たことなかった。てゆーか、アルバムしか買わなかったからね、当時は。だから、意外な曲がシングル発売されてたりで今さらながらに驚くことが、最近多いんです。そういうものを見つけるのも、「エサ箱」掘りの楽しみのひとつ。「偶然性」です。ちなみに、ここで手前、ERIC CLAPTONがおはきになられている蛇革ブーツ、これと同じメーカーの色がグリーンのをその昔親しくしていただいたあるエディターの人からもらったんですが、或る日突然母親にゴミとして捨てられていました。価値観の違い、じゃすまねーよ!
 

2008年10月12日日曜日

徳島でLONDON NITE でした。

ホテルの裏には名勝、眉山が。けど、それってやっぱカンツリーってことすよね。リゾートじゃないワイハーみたい。
楽屋はVIPルーム。確かに元マハラジャだっただけあるね。トイレもいまだに金ピカ。そこでおたわむれのDJ諸君。誰よハチマキ?
あんまり話題がなくなると、たいていはこういう行為に走るよね。「オレが激写するぜっ」とかさ。
帰り(今日の昼)の徳島空港に着いたオツカレ〜なふたり。ショーちゃん、足大丈夫?てか、今度は風邪かよ?不良は身体弱いよな〜。野菜食え。
主催の服屋サン「afterclap」のボスの新見クンとその仲間のマルオくん。ナイスなひとたちがいて、ぼくらがツアーに行けるんですよ。これからも互いにガンバロー!viva la rock'n'roll



 昨日、11日土曜日に一年ぶりの徳島でのLONDON NITEが開催されました。その前、3日には大阪でもやったから、ほぼ2週続けて関西方面でやったことになります。

 会場は、去年までと違い、繁華街の目抜き通りからはホンのわずか外れたあんまり周りに何もないところにあるんだけど、元々、あの「マハラジャ」だったとかいうハコなんで、中はそれなにり広くて、何よりVIPルームは無駄に広かったです。昔はそれでも大勢のお客でにぎわっていたので、VIPもそのくらい広くて当然だったんだから、ホント、わずか?20年前くらいなのに、時代の移り変わりを実感させられますよね〜。まさに芭蕉じゃないけど「強者どもの夢の後」って感じ。六本木の「マハラジャ」にはたまに行ってました。そこでもPETE SHELLEYの「Telephone Operator」とかでワンレン/ボディコン・ギャルが踊りまくってましたよ。「ロンナイ」でビッグ・ヒットしてたから、まさか、マハラジャでも同じようにアゲアゲになっててビックリしたのを覚えてます。

 話がそれた。徳島にはここ数年キチンとやってもらってるんだけど、主催がMACKDADDYなどを扱うショップ「AFTERCLAP」で、ボスの新見クンがナイスガイ、周りのスタッフもがんばり屋で、厳しい今のクラブ・イベント環境の中、相当頑張っているんです。

 今はどこもそうなんだろうけど、若い人が遊びに出なくなって、さらに、音楽の好みもJに流れ、J-POPからJ-REGGAE、J-RAPなど、とにかく、JJJなんですね。ワタシが好きなJは「月曜日の男」のJJこと、持等院丈太郎と杉作J太郎くらいのもんだから。これは東京も地方も同じようなものらしく、今や「クラブ」遊びを知らない世代が大勢を占めつつある、という淋しい状況。まぁ、未成年が夜遊び出来なくなった法律もあるし、それに素直に従う十代もどうかと思うけど、ブレイキン・ザ・ローなんて声高には言えないし、だから、みんな「ロンナイ」デビューはいくつくらい?なんてことを仲間同士で話す風にして「オレはチュー坊」ん時です」とか「ワタシもおネーちゃんに連れられて初めて行ったのは中学の頃」なんて、それとなく空気読んでもらうんだけどね〜。
 しかし、まぁ、実際の話、いきなり今中学生に来られてもね〜。あの頃は沢山のお客にまじってそういう子供もいた、って感じだから。ガッコの先輩に連れられて、とか、地方から東京に引っ越してきて、とかそういうきっかけみたいな、来るべき理由みたいなものがあったんだよね。

 また、少し脱線スリー。そういうわけで、今回の会場「DOUBLE O」はステージが広く、フロアも200くらいは入る、」VIPルームはソファのボックスが二つ、他にコーナー席もありで、ラクに30人くらいなごめる。鏡張りってゆーのも時代でしょ?そんなハコも含め、ほとんど平日はクローズ状態で、週末のみイベントでオープンするというのが普通らしい。クラブ活動が減るのも当然だね。今時の人たちの生活習慣に組み込まれてないんだから。

 それでも、大阪といい、徳島といい、200人以上の人たちが来てくれて、お客さんたちから「こんなに混んでるの久しぶり」とか言われました。エ”〜〜〜、フロアースカスカだよ〜!!なのにね、こちとら的には。そんだけ、普段のイベントがキツイ状態なんだってことですかね。主催の新見クンも若者がどんどん減ってるって言ってましたし、タワレコみたいな輸入盤店も洋書屋もない、となると環境的にもますます厳しい。眉山はホテルのすぐ真裏にそびえてましたが、週末なのに夜の街にあんまり人出はなく、閑散としてオニイ系の諸君とギャルが多少角角にたまってるくらい。ホストじゃないよね?

 大阪と違い、お客さんの4割くらいが女のコでした。MURAJUN効果ですかね?逆にパンクとか、そういうカッコの男のコがほとんどいなかった。ファッションの流れ?DJの順番は12時過ぎからMURAJUN、ヒカル、大貫そしてSHJという並びで4時頃まで。さすがの、3時すぎると急激にお客さん帰りますね。金沢や今度行く青森(11/22)とか、名古屋(12/6)とかは朝方までそこそこ残っているんですけど。

 ワタシはいつものようにスローにスタートして徐々にアゲていくんだけど、今回オープニングはTHE LA'Sの「There She Goes」。そして、シナロケの「You May Dream」という具合に進み、最近多用しているPRIMAL SCREAM「Rocks」〜THE ROLLING STONES「Satisfaction」そして昨日はそのあとにB-MOREバージョンの「Twist & Shout」やりーの、BOO RADLEYS「Wake Up Boo!」などいれつつ、ライトなスカものROCKING TIMEの「You're The Only One」にLORD CREATORの「King &Queen」とかからザ・ハイロウズ「Too Late To Die」やBLANKY JET CITY「Seaside Jet Ciity」なんか。最後MANU CHAOのLKJとのコンビでの「Politik Kills」でSHJと交代。プレイタイムだいたい70分てとこ。

 でも、長年やっててわかるんだけど、年々、洋楽に反応する人たちが減ってる。もちろん、地域やそのときの主催の人たちの音楽の好みとかDJ諸君の感覚などにもよるけど、大雑把に言って、洋楽は昔のものも今のものもウケはそこそこ、むしろ、ブランキーやブルーハーツ、ハイスタなんかが爆裂する。でも、「LONDON NITE」は今まで通り、なんでもアリ!でノンジャンル/ボーダレスな感じでいく。分かりづらい、とか言われたりするけど、ある程度の情報公開、説明はしますが、手取り足取りお遊戯の時間、とかは寒いすからね。ノーベル賞のクラゲ博士じゃないけど、「最近は難しいとすぐに諦めるようだけど、難しいからやりがいあるし、面白い」んですよね。未知との遭遇も遊びの楽しさの大きな要素。

 また、長くなっちゃいましたが、まめに更新するよう頑張りますんでヨロシクね。

 あ、そうそう、今年の「LONDON NITE X'MAS SPECIAL 2008」イベントはすでに先行予約でかなりチケット出ましたんで、早めに購入してくださいませ。

2008年10月10日金曜日

たまには街にレコードハンティングに

夕暮れの渋谷駅周辺。相変わらずウィークデイでも人出はそうとう。09を横目にいざ出陣!
ここが「お目当て」の7インチ・コーナー。ザッとみて600枚くらいはあるんじゃないか?もっとかな。JIGSAWの「Skyhigh」がやたらたくさんありました。
ハントを終えて、軽く休憩がてら食事に。そこで「戦利品」をちょろっとチェック。これがまた至福の時なんだな。真ん中はNANCY SINATRAのヒットしてない曲。RUBBETSの、おなじみ「Sugar Baby Love」も買い直しました。



 最近は時間帯の都合もあり(なにしろ、午後は睡眠ですから)、なかなか外出出来なかったので、昼過ぎすぐに寝たら夕方5時過ぎに目が覚めた。

 で、こういう時でもないと街に出れないと思い、渋谷までレコード.ハンティングに出かけた前に出かけたのが確か夏の初めころだったから、3ヶ月ぶりくらい?行くところはほぼレコファン。理由はなんといっても、他店と比較して価格がお手頃で、アナログ(最近はヴァイナルと言うのが流行りとか)の枚数が多い。7インチもそこそこの枚数が揃っていて思わぬ「掘り出しもの」もあったりする。

 アルバムも価格はまちまちだけど、きれいな中古で1500円くらいからあるし、なにより、自分の好きな60年代ものが多種多様あるのがいい。

 で、とりあえず、シングルを洋楽ばかりで30枚くらい、アルバムを3枚ゲット。総額で15000円ほどだから、、まぁいいところじゃないかな。その一部を写真でご覧いただいたんだけど、この「戦利品」を一枚一枚チェックするのもレコード・ファンにはまた格別の時間なんだな。マークシティのイタリアン・レストランで食事しつつ、手に取りためつすがめつ。すでに持っているものも買ったりしちゃうんだけど、そのへんもレコード・ファンの習性だろうか。傷んでいるものを補う意味もあるけど、なんとなく「買っちゃえ」な気分ですね〜。

 それにしても、特に何が欲しい、というんじゃないけど、行くといろいろな発見があるのがレコード・ハンティングの醍醐味でもあるからね。思いがけないものに出会ったり、今まで買う気もなかったものにもついつい手が伸びる。それも、値段が例えば180円から、せいぜい780円というお手頃感からかも。中古盤があまりに高くなってる(一時よりは安くなったとの声あり)のも、そういう1000円以下のものに気がいく大きな理由。

 やっぱり、たまには通販ではなく街でのレコード屋に行って「エサ箱」をあさるのも刺激的です。ただし、時間は最低でも2時間はかかるから、デートには向かないな。一人か同好者と行くのがいいと思うね。

2008年10月5日日曜日

大阪LONDON NITE

馬堀通りにある投宿先の玄関から向かいのビルをパチリ。フツーすぎます。たしか、調理師学校かなんかだと思ったけど。
COBRA のライブを携帯で。でも、やっぱ、暗いとうまく写らないよね〜。
新大阪駅のホームにて。さすが大阪やで!と東京人を驚愕させたお二人を、失礼ながら。林家ペ−&パーさんじゃないですよ。


 こないだの金曜日にひさびさに大阪のほうにLONDON NITEで行ってきました。

 会場は、今まで一度も利用したことがない、鰻谷というところのライブ・ハウス的なクラブ、「燦粋」というところ。コンビニの横のビルの地下、という、まぁ、よくあるパターンのところで、ただ、入り口には和風なデコレーションで花のオブジェ?みたいなのがライトアップされてました。

 中はほぼ満員で、入るとまず、ホールになっていて、手前から奥のほうにバー・カウンターが長く伸びてます。右手がライブ、あるいはダンス・フロアーで、ステージは奥手、DJブースはその反対に入り口に近いサイドにもうけられていました。
 印象は、明るい感じのキレイな店、というところでしょうか。音響は普通。DJの時にTTはあんまり使用されないのか、針にややトラブルが出ましたが、よくあることです。CDのほうはよかったみたいです。

 ライブは2本、初めに12時過ぎからBALZACがやって、その次にヒカルくんがDJでしばしつないでからCOBRA。その頃はいろいろな知り合いやら友達が大勢来てくれてて、楽屋もそこそこ広いんですが(新宿ロフトの楽屋の3倍はあるね。天井が高いし)、そこも人だかりで満杯状態。バンド関係からDJ仲間ほか地元の諸君が挨拶やら、飲みにやら来てくれてました。

 そのへんの詳細はいずれうちのHPにアップするとして、ここは、簡単に感じたことを。
 まず、いきなり入ったホテルは馬堀通りというところにあり、その周囲はまるで東京でいえば日本橋手前の宝町あたり?ビル街だけど、あんまり活気はない感じ。タクシーの運ちゃんのオジサンも「このへん?中途半端なところやな〜」と断。で着いてホテル前から道路はさんだお向かいをパチリ。普通のビルでしょ。けど、こんなとこにも真っ昼間にスカートはいたパンクの兄ちゃんが歩いてました。さすが、大阪!

 風邪気味で、しかも、おなかもゴロゴロだったんで、夕方前に着いたけど、ホテルでおやすみ。晩メシもパス。ヒカルと後から来たSHJ、U-ichiの3人は近場のうどん屋で食事したらしい。ひもかわうどんだったみたいで、「きしめんみたいだった」とSHJ。自分はU-ichiからお好みをテイクアウトで、夜めざめてからいただきました。写真なし。

      ( 中略 )

 で、自分が一番最後に会場をあとに。その頃も楽屋はあんがいにぎやかで、ほぼCOBRAの関係者でした。もちろん、YO-SU-KOは終始ゴキゲンそうだったね。昔の東芝EMIから出したアルバム(自分が解説書いたんです)を自分ところでリイシューするとかで、張り切ってました。23日には東京、代官山のUNITでイギリスからOiPunkのオリジネーター、COCKNEY REJECTSを呼んで SA,雷矢と共にイベントやるので、見に行こうかと思ってます。最近のCOCKNEY REJECTSどんなんだろ?ヨースコーは「エアロスミスみたいですわ」って言ってたからな〜。想像がつかんわ。帰り際に出口んところで座り込んでるシガちゃんに出会い、ハグして再会を喜んでからホテルへ。お供は、U-ichiと滋賀からわざわざ来てくれたSくん。重いバッグを持ってホテルまで送ってもらいました。

 そういう、いろんな人たちの協力やサポートがあってイベントは可能になり、うまくいくってことをしみじみ、今さらながらに知りましたね。みんなの気持ちが一緒じゃないと、団結しないと、うまくいかないのはイベントに限らない事実。新幹線で翌朝大阪をたつ時、プラットフォームでいかにも、な大阪の人を見かけたので失礼ながら、遠くから1枚。阪神ファンは巨人ファンの比じゃないっすわ。ありがとうございます!

 来てくれたみなさんにも関係者を代表して御礼と感謝を申し上げます。来年も必ずうかがいたいので、よろしく、応援のほどお願いします。

2008年10月2日木曜日

いつもの火曜日「ロンナイ」

雨の目黒通りを深夜、新宿にまっしぐら
ワイヤー入り口付近で、左からMASTER HAGI,U-ichi&YUTA aka YUTARO akaロカビリー姐さん
バーの近くの壁際にウツロにたたずむDJ、常連たち。左から半分しか見えないRYOH aka PACHUCABRAS,大貫手伝いマンosamu,その仲間で元文化服装の同期ゲージツカU-G,そのまた仲間の同じく同期のhiromu てゆーか、お前ら覇気がないよ!クライぞ〜〜〜!!!
バーのカウンターにはたいてい二人。いたって気さくですから、遠慮なくオーダーしましょうレゲエ・パンチとか?



 今日は久々にいい天気。快晴です。しかし、ここんとこ、天気ずーっと良くなかったから、洗濯物もたまってました。いや、そういう話じゃなくて、ワイヤーの「ロンナイ」の話をちょこっと。

 一昨日の火曜日はやっぱり台風の影響とかで、東京はほぼ一日中、シトシトピッチャン(ルイフーすか?)なおしめりデイ。そんな場合は、ただでさえ寒い昨今のトーキョー・ディスコ・ナイトがさらに冷え込み、開店休業状態みたいなハコも多数。実際に閉めちゃうところもあるしね。新宿も渋谷も、言っても、平日の夜中は人がほとんどいないし、最近ますます、夜遊びするヤングが減ったような感じ。少なくとも、酒飲む男の子は確実に減ったね。ナイトクラッビンなんて言葉がもてはやされたのが夢のよう。身分証提示義務でヤングが夜遊びしにくくなったのも一因だね。

 雨の日は、そういうわけで気持ちが下がり気味になりがちだけど、それでも「ロンナイ」は28年間、ずっと毎週やってきたんで、ぼくにしてみれば半ば「生活習慣」であり、仕事というより、DJやらないと何かヘン、というような、まさに生活の一部になってますから、よほどじゃないと休まない。病気でも、不思議と「ロンナイ」とかラジオの時はどうにかなっちゃうんだよね。気合い、すか?
 でも、こないだはSHJとDrがお休み。SGJはまた持病がぶり返して歩行困難とかだし、Drは転んでアバラにヒビが入ったとか、まぁ、呆れるようなお話ですよ。自己管理、健康管理も仕事のうちですから。

 それでも、若手のRYOHやU-ICHI、ベテランは稲葉が2回回しするなど頑張ってくれて、穴埋めしました。オツカレ〜!ぼくも、いつもより多少長い時間DJ」しました。いつもは70分くらいだけど、90分近くしたかな。何しろ、あの寒い雨の夜なのにひとりで来てくれた人とか含めお客さんが待っていてくれましたから。初めに60年代ビートものから、ガレージにロカそしてパンクと、比較的オーソドックスな感じで回しました。自分のDJの間、ずっとフロアーで踊ってくれてた人たちもいて、やっぱりそういうのってDJ的にアガりますよ、モチベーションが。踊らないで聴いてくれてても、それはそれでいいんだけど、あんまりフロアーが淋しくてもねぇ〜。

 てなわけで、来たお客さんとおしゃべりしたり、酒一緒に飲んだり、常連の連中にも店からお酒サービスで出してもらったりしてバーのあたりで立ち話。確かに火曜日になってお客さんはなかなか来れないみたいで、数は少ないんだけど、そういうことも含め、自分の選んだ人生だからポジティブに前進していこうって思うこの頃。イベントでしか来れない人も多いかもしれないけど、そういう時には時間に限りがあるからどうしても思いのままのDJが出来ないんで、ぼくとしてはレギュラーのワイヤーに来て、存分にいろいろなDJのいろいろな選曲を心底堪能して欲しい、と思ってますので、そこんとこ、ヨロシク!です。