2009年9月12日土曜日
The Doobie Brothes 来日でSHM-CD発売
記念すべきデビュー・アルバム。でも、まるで無視され、チャートはおろか、日本で発売もされなかったし、本国でもカスリもぜせず、「
まれに見る不幸なデビュー作」などと評されています。71年。
これが「事実上」のデビュー作となったセカンド。72年。確かにサウンドも曲調もガラリと変わり、ヒット曲も生まれた。
お馴染み「ロング・トレイン・ランニング」の大ヒットで有名な3枚目。でも、一番売れたアルバムは、メンバーも変わり音楽も変わった
78年の『Minute By Minute」でした。彼らにとって初めての1位でした。ぼくには興味なかったですけどね。
今や世間的には音楽の話題としてはビートルズ一色という感じです。確かに、今回の企画はいろいろな意味において実に重要で注目に値するものだとは思います。
かく言うぼくも興味津々なんですが、まだ聴いてません。てゆーか、購入していないんです。ビートルズとベンチャーズで育った自分としては、こんなこっちゃイカンのですけどね。
まぁ、ビートルズの話はここではおいといて、今回のテーマはもうじき来日もある、アメリカン・ロックの大ベテラン、70年代から80年代にかけて、特に人気を集めたThe Doobie Brothers。その彼らの過去の音源が、SHMという高品質のリマスターでまとめて発売されました。まぁ、「来日記念盤」という体裁ですが。
ぼくが彼らのことを初めて知ったのは、もちろん、デビューした71年当時で、しかし、その頃はほとんどイギリスのロックばかり聴いていたので、ほとんど関心も何もなかったんですけど。だから、デビュー作の『THE DOOBIE BROTHERS』は、出ている、というくらいの認識でほぼパス、でした。実際ヒットもしていなかったし。
その後、すぐに2枚目の『トゥールーズ・ストリート』が出て、そこからは「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」がシングル・ヒットして、ちょっぴり気になりました。加えて、ライブで大人気の「希望の炎」、原題「Jesus Is Just Alright」なんかも勇壮でどこかセイクリッドな感じがして、よく聴きました。オリジナルがゴスペルなんで当然ですが、みんなで歌うにはピッタリな曲です。
先にも触れましたが、当時、アメリカン・ロックにはまるで疎くて興味もたいしてなかったんですが、音楽雑誌やぼくの周りの音楽仲間たちが話題にして「バーバンク・サウンドの旗手」みたいな言われ方をされていたので、ソレってナニ?という、野次馬的な好奇心がそそられたわけです。
やがて3枚目のアルバムとして『THE CAPTAIN AND ME』が発売になり、それがいきなりのベストセラーとなり、一気にスター街道を突き進むことになるんですが、さすがに、そこまで来るとぼくも無視出来なくなり、アルバムをちゃんと聴いたりしました。そして、シングルでヒットした「ロング・トレイン・ランニング」や「チャイナ・グローブ」などには普通に「いい曲だなぁ」と思ったりしました。
今でも「ロング~」はロック・クラシックの名曲として、またグルーヴィーなロックの代表としてフロアでも人気のナンバーで、ぼくもよくプレイします。
そういえば、あれはいつだったか、77年かその頃だと思うんだけど、イギリスの野外フェスの老舗「レディング・フェス」に出かけた時に、ドゥービーも出ていて、彼らのステージを偶然見ることになりました。どんなショウだったか、よくは覚えてないけど、ジェフ・スカンク・バクスターが椅子に座ってギターを弾いていたのだけは、今でも鮮明に記憶しています。日本でも多分初来日の時(76年1月)に見てるはずですが、コレはまるで覚えてないんですよね。人間の記憶なんていい加減なもんだと、今さらながら思うこのリマスター・シリーズでした。
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