2009年1月15日木曜日

The Specilasもいよいよ復活

 あんまりリユニオンとか復活劇には関心のない自分も、この人たちには多少関心があります。その理由は二つ。
ひとつは、今回はボーカルのテリー・ホールが参加していること。今回と言ったのは、95年頃に一度復活したことがある。その時にはテリーも、もうひとりのまさにスペシャルなキーボード奏者、ジェリー・ダマーズもいなかった。だから、CD(『TODAY'S SPECIAL』)が出ても「まぁ、そんなに悪くはないかな」くらいの受け止め方でしかなかった。


 なにしろ、彼らの来日の時にぼくは新宿の厚生年金ホールで彼らを見て、おまけにステージ脇の通路でインタヴューまがいの取材もした。その時の記憶はかなり曖昧で、確かにステージは見た、でも、それが途中でお客とか多くのファンとかがステージに上がり、モメにモメて収拾がつかなくなり、打ち切りとなったような記憶がある。でも、ツバキハウスに会場を移して踊れ、騒げパヤパヤなステージがあったのも体験していて、それらが今ではゴッチャになって一塊の思い出を形成している。


 もうひとつは、彼らの存在は唯一無二で、ほかに多くのスカ・バンドが存在して来たが、MADNESSやTHE BEATなどを含めても、スペシャルズとイコールではないし、その意味ではピストルズやクラッシュ、ジャムなどと同類と言ってもいい。

 今回の再編はかなり前から言われていたし、何度か一時的に復活してショウを行ったりもしていた。だから、ある意味、準備されていたんだろうし、なるべくしてこうなったのかもしれない。それでも、やっぱりスペシャルなジェリー・ダマーズは今回も参加していない。少し前のMOJO MAGAZINEの記事で彼のコメントを見た。いわく「自分には今SPECIALSをもう一度やることに意味を見いだせない」というような、いかにも硬派な彼らしいものだった。


 このへんの考え方は、ぼくがパンクをはじめ多くの再結成に関心が持てないことと基本的に同じだ。つまり、音楽と時代との密接な関係は思う以上にぼくやジェリーには重要だ、ということだ。でも、今回はちょっぴり興味がある。あれから30年を経て、オトナになったコベントリーのギャングスターたちが何をどうするのか、少しは気になるのだ。
 でも時間は巻き戻せないのも事実。下のようなステージはむろん望むべくもないことを頭に叩き込んでおくべきだろうネ。

2 件のコメント:

mimishishi さんのコメント...

はじめまして!スペシャルズ復活単純に楽しみです。確かにジェリー居なくてはスペシャルズではないですけどね。伝説のツバキハウスのライヴを見逃していまだに後悔している人間としては来日とかも期待してたりしています。ヌッキーの独り言今後も楽しみにしてます。頑張って下さい。

KENSHO ONUKI さんのコメント...

ありがとうごザいます。

まぁ、単純に興味はあるんですよ、ぼくも。でも、あの当時と同じモノを期待してはイケナイとも思うんですね。

今の彼らとして見る。それが出来るか、自分でもやや心配ですが・・・。