2009年7月27日月曜日

Vince TaylorオリジネイターUKロカビリー


EMIの「Dance Forever」シリーズで再発されました。カタログ番号は35です。レコード番号は5 099915 613172です。ちなみに1番がルイ・プリマの「Just a Gigolo」で最後の40番はkyu sakamoto



 レコードをあれこれ探していたら、またみなさんに紹介してみたいモノがありましたので。

 モノはイギリス50年代から60年代半ばくらいにかけて活動して、そこそこ人気もあったVince Taylorの一番有名な「Brand New Cadillac」の再発の7インチ。オリジナルは1959年に出てるんですね。しかも、表記が「Pledging My Love c/w Brand New Cadillac」でしたので、B面だったのかも。オリジナル盤はさすがに持ってないので、あくまで想像です。


 ネットで調べてもあんまり件数はないみたいです。でも、日本語で検索してたら、ひとつ凄く面白いブログを見つけました。「オクジュン」さんのブログなんですが、文章といい、扱うものといい、すべてがキョーレツでリアルなんですよね。レコードのコレクションもありましたが、これがまたスンゴイんですよ。CliffやらTommy Steelやらオリジナルのアナログで持ってるんですから。ウチらで言うと、TAGO!とかDJコブラみたいなマニアなんでしょうね。


 それはともかく、このヴィンスさんは91年に50ちょいで亡くなってるんですが、その人生はまさに「波瀾万丈」だったみたいです。18才でエルヴィスやジーン・ヴィンセントにシビれて、以来、死ぬまでホンキのR&R人生。奇行癖の持ち主でもあったとかで、ステージをすっぽかしたりは日常茶飯事だったようです。彼のバンド、The Playboysのメンバーもそういうところで衝突して何度も喧嘩したり、解散したりしています。永遠の不良兄ちゃんだったんでしょうか。まぁ、人の心の中は分かりませんから、彼には彼なりの思いや考えがあったのかもですが。また、本国でよりもフランス、特にパリで人気者だったみたいで、有名な劇場オランピアに何回も出ています。現地のロック兄さんジョニー・アリディとも親しかったようですし。


 見た目はジーン・ヴィンセントで、歌い方や動きはエルヴィス、と言われていますが、まさにそんな感じです。でも、先に出たクリフ・リチャードやトミー・スティール、さらにはアダム・フェイスとかロード・サッチ、ジョニー・キッド、アルヴィン・スターダストなんかとともに、ビートルズ前のイギリスのロックンロールを担っていたことは確かなようです。


 もうじき8月、お盆も彼の命日も近いです。

動きも見た目もこれはELVISです。68 Comeback時期のね。すごいツイスト!!

0 件のコメント: