2008年10月18日土曜日

毎月の「ロック講座」ーCROSSROADS @ 渋谷Organ-Bar

Deep Purple初期の名作『詩人タリエシンの世界』を聴いて、そのジャケを手に解説してます。日本盤の場合には中の解説(ライナーノート)をお客さんに回覧して見てもらう、なんてこともします。
クラブというくらいだから、ちゃんと音響機器はそろってます。で、映像や解説の合間にレコードやCDを聴いてもらうべく、DJをして音楽をなるべくたくさん聴いてもらおうと思ってます。
フロアーはホンの20人くらいが踊れるくらいの家庭的なスペース。そこに椅子を出してならべて、横の壁ににわか作りのカーテン・スクリーンをかけて、映像を映します。映像は必ずしもトークのテーマと同じじゃないけど、まぁ、ウチにあるものや、その時のために買ったものとかいろいろです。しかし、経費はかかるよね〜。
ここが入り口すぐのバー・スペース。フロアーから見た角度です。右手にカウンターがあり、左がラウンジ。10数人もいれば十分にいい感じでなごめます。写っているのは店長のEEMOTO ROLL。ラッパーです。その隣も同じくラッパーで常連のZENLA ROCK。


 こんばんは。

 今日はいいお天気でした。ウチは世田谷の等々力ってところにあるんだけど、まぁ、自由が丘とかが一番近い「街」かな。まわりには、案外まだまだたくさん緑があって、畑もぶどう園とかもたくさんあります。

 明日は、恒例、渋谷THE ROOMでの「GROOVY ROCK CARAVAN」があります。もう13年ほど続けてますが、最近は「ロンナイ」同様、集客がキビシー状況です。なにしろ、月イチで日曜の夜ですから。以前はウィークデイでも夜遊びする人、たくさんいたんだけどここ数年はどんどん減ってます。ゲーム世代がオトナになって世に出て来たってことかな?酒も飲むヤツはあんまりいなくなったし。

 しかし、それでも、ロック興しにクラブ活動は不可欠なんで、いろいろ工夫してやってます。

 そのひとつに、同じ渋谷のクラブOrgan-Barで毎月第4水曜日にやっているイベント「CROSSROADS」があります。ご存知かとも思うけど、これは基本的にラジオの公開放送みたいな感じです、会場がクラブ、というだけのもの。つまり、ぼくがロックについて講釈するんです。やり方は、フロアーに椅子を並べて、壁に映像を映し、レコードやCDをかけて音楽鑑賞をおこないつつ、体験談などを中心にあ〜だこ〜だ、としゃべるんです。

 ひと昔前は音響メーカーが繁華街に独自のショールームをオープンさせていて、そういう場所でビデオあるいはレコード・コンサートなんてのをよくやってました。以前のブログにも書いたけど、銀座のコア・ビル内の 松下電器の「テクニクス銀座」や西銀座デパート内の日立の「ローディー」とか。

 あんな感じのを夜やるわけです。時間帯はアバウトですが、だいたい21時半から23時頃まで。演目は、その時の気分ですが、おおむね60〜80年代までくらいの間にあるロックを取り上げてます。今回は、今のところ、プログレとか英国トラッド・フォークとか、最近ラジオで特集したようなのを、さらに詳しく解説とかしたり、レコード聴いたりしてみようかと考えてます。マニアックですが、音楽は、そのへんまでツッコまないと面白くない、つーか、本来の醍醐味は堪能出来ないと確信してますから。

 時間あればぜひ覗いてみてください。僕のイベントでは一番早い時間帯のものですから。ちなみに、この後12時からははKatchin'やmdy,sgrooveらのDJパーティー「JUNGLE GYM」をそのまま行いますから、体力と気合いあれば朝までイケますよ。

3 件のコメント:

デボラ さんのコメント...

渋谷のクラブOrgan-Barでの「CROSSROADS」には2年前に2回行ったことがあります。というか遠方に住んでいるので2回しか行けていません(本当はもっと沢山行きたい〜)興味深く面白いイベントなのでお近くの皆さんはぜひ!足を運んでみてください。来れ若人!

『詩人タリエシンの世界』おべっかでもなんでもなく、パープルの中ではこのアルバムが大好きです。偶然にも紹介されていて嬉しいです。Deep Purplで初めて買ったアルバムは『マシンヘッド』(「レイジー」という曲が聞きたくて;子供の頃からレイジーというバンドが好きだったので)でしたが、その後に手に入れた『詩人タリエシンの世界』の方が私は圧倒的に気に入ってしまいました。1曲目の不気味な雰囲気やビートルズのカヴァー曲があるのも意外だったし、「アンセム」という美しいコーラスの入った曲も好きでした。

それに私には常々思っていたことがあります。それは、
Deep Purpleと言えば大抵の人(特にギター少年)はリッチー・ブラックモアの名を想像するのですがそれは少し違う、パープルはジョン・ロードあってこそのバンドなのだ!!ということです。それは『詩人タリエシンの世界』を聴いても一目瞭然、、、だと感じるのですが今まで出会った人で「パープルファン=リッチー命」の人の方が圧倒的に多かったです。

リッチーが抜けて代わりのギタリストにSteve Moseが入って再結成した云々を抜かしても、私にとってはジョン・ロード=Deep Purple説が頭から抜けません。

あの〜、「Smoke on the water」のイントロは途中からギターの音と歪んだハモンドの音がユニゾンしてますよね?そこ一つ取ってもDeep PurpleはJon Loadのバンドと思うのです。。。なんて偉そうに書いておきながら既に周知の事実でしたらごめんなさい。

nerory さんのコメント...

「CROSSROADS」...一番行きたいイベントです。。フロアで踊るとか、ちょっと苦手ですので。。。会場の雰囲気がなんとなく解って嬉しいエントリでした。いつか必ずお邪魔します!!

(デボラさん~)
私もレイジー好きでした~。洋楽を聴くきっかけになったのもレイジーでした。彼らが出ていた「ぎんざNOW!」で洋楽のクリップを見たのが最初ですから。

パープルは、いつだったかラジオ(AFN)でものすごくカッコいい「HUSH」がかかって、誰のバージョンなのか探すのにあれこれCD買って(結局どうもクーラシェイカーのだったようなのですが..なんとなく違うような気も..)、その時にファーストを初めて聴きました。それまで持っていたパーブルのイメージとは違って、ちょっとサイケだったりするのが新鮮でした。ロッド・エバンスの声も大好きです。
初期はまだあまりギターは強調されていなかったようですね。

パーブル再結成の映像を去年か一昨年テレビで偶然見ましたが、イアン・ペイスのおなか周りにびっくりでした。スネアのスペアでも入っているのかと...(苦笑)。

KENSHO ONUKI さんのコメント...

お二人とも、実に音楽ファンらしいコメントというかご意見をありがとう。
確かに、パープルは初期は特にジョンがリーダーシップをとっていましたね。なんでも、当時の人気バンド、VANILLA FUDGEに対抗するべくああいうサウンドを生み出していたらしいです。

まぁ、お腹まわりがプックリするのはやむを得ないかも(苦笑)です。でも、パープルのリズムでそのイアン・ペイスの果たした役割は、讃えても讃えきれないものがあります。
 ぼくがバンドのドラマーで一番最初にカッコイイと思ったのはTHE WHOの故キース・ムーンでした。その後、すごいな〜、と思ったのが、イアン・ペイスとSANTANAのマイク・シュリーブでした。