2008年10月21日火曜日

10/19(sun)GROOVY ROCK CARAVAN@ THE ROOM

 GROOVY ROCK CARAVANのロゴは昔からコレ。CDのジャケのデザインはJONIOが制作しました。
右がZOOTの店長でもあるSDKZ。もう、かなり長い付き合いです。左は「ロンナイ」の影のボスU-ichi
渋谷の某大手輸入盤店のワールド・ミュージック・コーナーに勤務するcaribbean dandyの一員、AMEMIYA KSK。ぼくにいち早く最近のクンビアなどを教えてくれたDJです。
未来世紀メキシコの連中。左からTシャツとかも作っている、文化服装学院の卒業生でウチのOSAMUとかの先輩のSATOSHI,そのコンビのハマス、そして一番営業活動の多いらしいSAUDI。彼はもともと、ぼくと片桐がDJしていたINTER FMの番組「KENROCKS NITE」のヘヴィー・リスナーでした。
ルームは実にアットホームな感じのナイスなハコです。入ってそのまま進むとバーに。そこにはテーブルやイスがあり、ある種のサロンみたいに。フロアはその左で20人も踊ればいっぱいです。



 ぼくのDJイベントで「LONDON NITE」に次ぐ、自分の中での比重が大きいもの、それは言うまでもなく、「GROOVY ROCK CARAVAN」です。このイベントを始めたのは、もうかれこれ10数年も前、90年代の中頃のこと。「ロンナイ」とはまたひと味違う「ロック」なDJパーティーをやりたいと考えていて、折しも渋谷を中心に「FREE SOUL」や「ROUTIN' JAZZ」といった、ルーツな音楽にスポットを当てた感じのDJパーティーが始まり、徐々に人気を集めていた頃。

 そういう背景から、ぼくも「ロンナイ」より幅の広い多様なジャンルからの選曲が出来るイベントをやりたい、と思うようになり仲間を集めてこの「GROOVY ROCK CARAVAN」を立ち上げました。初めの頃は、目新しさもあり、また、UNDERCOVERのJONIOや俳優のMURA-JUNなど若者に人気のあるひとたちがDJをやったりなど、日曜だというのに、入りきれないくらいのお客さんが詰めかけたこともありました。そして、その勢いをかって、レコード会社と組んでCDも発売しました。その頃は、まだまだ、レコード会社にも余裕があり、企画も比較的前向きに検討してもらえた、そういう幸せな時代でした。

 今は、コンピレーション・アルバム自体がかなり出しにくい状況で、よほどの例外でない限り、レコード会社にそういう企画をやってもらうのは難しいです。そういう時代になったと、淋しい気もします。もちろん、諦めてはいませんけどね。

 さて、あれから10数年、まさに時代は大きく変わり今ではクラブ通いを日常としているヤングはほとんどいない、と言っても過言ではないでしょうね。法律も厳しくなり、未成年の風俗営業店(深夜営業のダンスホールとか酒場など含む)への出入りや飲酒などには対応が厳格です。それは、ある意味では当然としても、夜遊び全般が「不健全」と決めつける風潮には首をかしげたくなります。それに、カラオケは深夜営業しても問題なし、というのも腑に落ちないですし。

 いずれにしても、今では日曜の深夜にクラブに通うなんて常識はずれもいいとこで、若い人たちも、そういう時代にあえて敵対しようとする気概もないようです。ビートルズもピストルズもニルヴァーナも、みんな時代と対決して喝采を浴びたんですけどね〜。コンサバ・ムードが溢れてます。「Born To Be Wild」や「Born To Lose」なんてコトバは歌の中でしか生きていないのかな?

 でも、どんな時にも「例外」はあります。ウチのまわりのDJやバンド、そのほか仲間たちには今も時代と対峙して行こうという人たちが多数います。ある者には若気の至りかもしれないし、ある者には無駄なあがきかもしれないけど、悪あがきこそが生きる活力でもあるし、結果はともかく、時代と真摯に向き合うことはその人の人生と向き合うことと同義とも言えるかもしれません。
 なんだか、カタい話になってきましたが、今ぼくの心にある思いを口にしただけ。まぁ、それだけタマッているんですかね〜。

 今の「GROOVY ROCK CARAVAN」は若手が多く、ご存知かと思いますが、かつて一緒にやっていた仲間の大半が抜けてしましました。Yac,JONIO,Katchin',Dr.Ihara,一之瀬、稲葉などが去り、そのかわりに若手に協力をお願いしてきました。
 U-ichiとRYOH aka Pachucabrasは「ロンナイ」から、ほかはサトル、SDKZのCARIBBEAN DANDYチームから、AMEMIYA KSKやその仲間、未来世紀メキシコから、SAUDI、サトシらを起用してそのパワーの魅力をエンジョイしてもらっています。これから時代の移り変わりとともに、ぼくらも変化に対応していくことになるでしょう。しかし、音楽をこの世界に広く知らしめたい、という希望は大げさでなく、潰えることはないと確信しています。ガンバリます!

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