2008年10月13日月曜日

レコハンその2−7インチのジャケ

こないだレコファンで買った日本盤7インチ・シングルのいつくかをジャケで紹介。やっぱりCDとかじゃこの味は出ないよなぁ〜。

男性コーラス・トリオでいわゆる「ダンヒル・サウンド」のおおらかさを凝縮したようなサウンドと歌声で多くのヒットを飛ばしたTHREE DOG NIGHTの「Joy to The World」(喜びの世界)。マライアもカバーしたからご存知の人も多いんじゃないかな。欧米のクリスマス・ポップスの定番のひとつ。
60年代はアメリカだけではなくヨーロッパからも多くのヒット曲やアーティストが日本に紹介された。例えば、フランスのアダモ、シルヴィー・バルタン、フランス・ギャル。イタリアからはカテリーナ・ヴァレンテ、ミーナ、ジリオラ・チンクエッティ、ウィルマ・ゴイクなどの女性シンガーに、貴公子ボビー・ソロ、「24000回のキス」のアドリアーノ・チェレンターノなどなど、いわゆる「カンツォーネ」が花開いた。これは映画「太陽の下の18才」のテーマと主題歌のカップリングで、「サンライト・ツイスト」(Go-Kart Twist)にはイントロからもうヤラれました。「ロンナイ」でもたま〜にかける。
ベイシティローラーズは日本でも大人気で、ぼくも武道館での来日コンサートに出かけました。驚いたのは、ステージとか音楽とかファンの人とかではなく、場内のトイレ。だって、すべてのトイレがその時だけ「女子専用」になってたんだからね。それだけ、女性の数が多かったということだろうけど、トイレにコソコソ出入りするのが後ろめたい、なんてネ。そのローラーズに後から加入して人気者になったパット・マッグリンが自ら作ったのがこのスコッティーズ(もちろん、ティッシュではありません)。彼が手にしているのはなんと!フライングVじゃないですか。「お前はマイケル・シェンカーかっ?」って思わずツッコミたくなります。曲がTHE SEARCHERSのヒットのカバーってとこもポイント。
「おじゃべり魔女」とは実にハマった邦題じゃないですか!TOM TOM CLUBはTALKING HEADSの女性ベーシスト、ティナとフランツによるサイド・プロジェクトだったけど、本家より遊び心が分かりやすかった?せいか、この曲ほかヒットを飛ばした。まるで早口言葉のようなRAPが今でも新鮮。ラップ・ディスコっていうのもスゴいっすよね。
見ればわかるようにお馴染みCREAMです。そして、曲も超有名なヒット曲「White Room」。しかーし、But、この国内盤は今まで見たことなかった。てゆーか、アルバムしか買わなかったからね、当時は。だから、意外な曲がシングル発売されてたりで今さらながらに驚くことが、最近多いんです。そういうものを見つけるのも、「エサ箱」掘りの楽しみのひとつ。「偶然性」です。ちなみに、ここで手前、ERIC CLAPTONがおはきになられている蛇革ブーツ、これと同じメーカーの色がグリーンのをその昔親しくしていただいたあるエディターの人からもらったんですが、或る日突然母親にゴミとして捨てられていました。価値観の違い、じゃすまねーよ!
 

2 件のコメント:

デボラ さんのコメント...

ヌッキーさんおはようございます。お初にコメントさせていただきます。7インチ日本盤のジャケットは本当に味があっていいですね。パット・マッグリンとスコッティーズは小学生の頃、TVの銀座NOWでよく見ていました。ジャケ写右下にあるロンドンレコードのロゴがまた懐かしくていとおしいです。さらにCREAMの「ホワイト・ルーム」の写真にはしびれました。最近うちの娘(14才)が“ネオヴィジュアル系”という日本の音楽ジャンルが好きでかっこいいかっこいいと騒いでいるんですが、私は「おかーさんはこういう格好の人が好きなんだ!」と主張しておきました。
11月の青森ロンナイでお会い出来るのを楽しみにしていますね。

KENSHO ONUKI さんのコメント...

>デボラさん
 おそくなりましたが、おはよう?ございます。レコードには未だに執着心が強くて、やたらと買い漁る時がたまにあるんですよ。
 しかし、「ネオヴィジュアル系」ですか、わかんないですね〜。「おにい系」とか「ギャルオ」とかも区別が今イチです。
 でも、若い人が独自の価値観でなにかに夢中になるのは自然なことですよね。むしろ、年寄りに理解出来るような物わかりのいい若者なんて、ロクなもんじゃないと自分は思ったりしてます。青森ヨロシクです。