2009年5月4日月曜日

季節は花々に満ちて〜FLOWERS


 キヨシローくんのことでは多くの方々からいろいろなご意見やお悔やみの言葉を、個人的にいただきありがとうございます。

 あえて、ここに自分のコメントを載せなかったのは、BBSに書いたり、ほかのところでも感想など書かせてもらいましたので、重複するのを避けるのと同時に、あんまり、そのことだけに気持ちを連れて行きたくなかったから、ということもありました。

 ただ、思うのは、彼のような「存在」を失ったことは日本のロックにとって、実に大きく、また、取り返しのつかない損失であったと言う事実。これは、多分、ほかの誰にもフォローは出来ないでしょう。とはいえ、それをただ嘆いていても彼の意思にも反するだろうし、生きている我々が、彼の遺志を次いで先に進んでいかなければならないことは言うまでもないでしょう。

 彼の58年の人生はきっと、ほとんどが幸福な瞬間の連続ではなかったかという気がします。悔いは残るでしょうが、それぞれの人生の節目で。彼はその時にやりたいことをやり、喜怒哀楽の思いをいろいろな形で、我々にぶつけていたんだと思っています。

 季節は折しも春から初夏に移ろうという、まさに「若葉の頃」。いろいろな花々が街のあちこちに溢れて、自然の絶え間ない営みを教えてくれています。チャリで近所を散歩するだけでも、ジャスミン、あやめ、つつじ、などの花が目に鮮やかに飛び込んできます。

 FLOWERSの季節。

 そう言えばストーンズにそんなアルバムがありました。67年の7月に全米3位にランクされた編集盤です。今は、多分キヨシローくんもきっとお気に入りの曲がたくさん入ったアルバムです。5月4日は奇しくも「みどりの日」。オープニングは「Ruby Tuesday」でラストの「Sitting On A Fence」まで全12曲。素敵な曲ばかりの作品です。

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